「野党共闘」の問題ではない・・・
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■「野党共闘」の問題ではない
庶民の生活は切羽詰まっているのだ
2021年11月17日
「野党共闘は失敗だった」
「いや、成果があった」
の議論が世を賑わしている。
前者はマスコミの論調で、後者は市民連合
の山口二郎センセイらが主張する。
両者とも現実を見ていない。
立憲と共産に魅力がなかったのである。
これが現実だ。
候補者調整して選挙協力をすれば、
有利になるのは当然だった。
なのに両党とも議席を減らした。
枝野代表が小ぎれいな言葉をツラツラ
と並べてもまったく聴衆の心を打たな
かった。
共産党の落選候補は横文字を散りばめた
政策やスローガンを並べ立てた。
高邁だが、こちらも有権者の心を捉えな
かった。
「そんなことより我々を食べさせて
くれよっ」・・・これが庶民の叫びだった。
貧困は統計に表れないところで進んで
いる。
炊き出しに非正規労働者が並ぶ。
うどん屋に行けば、サラリーマンは
ライスだけを注文し、つゆと天カスを
かけて食べる。
選挙期間中、生活保護の受給率が高く、
貧困が進む東京12区を取材していて驚い
たことがあった。
仏壇を買えなくなった、はたまたお布施
を払えなくなった学会信者が維新に投票
しているのである。
維新が唱える
「行政のムダを削って、福祉や教育に回す」
が耳に心地よいのである。
「ベーシックインカム」も支持されていた。
公明が自民ベッタリとなり福祉を蔑ろに
するようになった結果だ。
以前は共産党に投票していたが、
「今は維新一本」という有権者もいた。
共産党は立憲に擦り寄り過ぎたため、
労働者階級の政党という自らの立ち位置を
忘れてしまった、といえる。
経団連労働部である連合の意向に左右され
る立憲の影響を受けたのだろうか。
我が友人はガールズバーでバーテンと
して働く。
職場のホステスたちの大半はシングルマザー
だったり、生活保護を受けていたりする。
彼女たちに
「衆院選挙はどこに入れたのか?」を聞い
た。
27人中12人が れいわ だった。
れいわに入れた理由を
「『消費税ゼロ』と『1人20万円の現金
給付』」と答えた。
庶民は切羽詰まっているのだ。
【転載終了】
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>仏壇を買えなくなった、はたまた
お布施を払えなくなった学会信者が
維新に投票しているのである。
大変失礼ですが、信仰する方は
甘言に左右されやすいですね。
宗教は一種の洗脳ですから。
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