<労働相談>自己退職、解雇を上回る 好景気が背景に?
毎日新聞
【転載開始】
■<労働相談>自己退職、解雇を上回る 好景気が背景に
6/18(日)
厚生労働省は、2016年度に全国の労働局などに寄せられた
労働相談の件数を発表した。
「退職したいのに会社が辞めさせてくれない」など
自己都合退職に関する相談は前年度比7.2%増の4万364件で、
解雇に関する相談(3万6760件、同2.7%減)を初めて上回った。
同省担当者は「景気がよくなり、人手不足になっていることが背景にある」
と分析している。
厚労省によると、16年度は、使用者と労働者個人の間の労働紛争に
関する相談が延べ約31万件寄せられ、集計を始めた02年度以降で
最多となった。
内訳をみると、「いじめ.嫌がらせ」に関する相談が
同6.5%増の7万917件で、5年連続で一番多く、
自己都合退職は2番目だった。
16年度の平均有効求人倍率は同0.16ポイント増の1.39倍、
完全失業率は同0.3ポイント減の3.0%で、
いずれも7年連続で改善している。
【早川健人】
【転載終了】
*********************************
厚労省の「景気がよくなっている・・・」は鵜呑みにはできませんね。
人手不足というのは確かにありますが、
好景気のせいじゃなく、団塊世代が大量に労働市場から
消えて行ってるからであり。
人手不足というより、人材不足というのが正しいです。
いま、雇用延長後の大ベテランの
ヘッドハンティングが起こっているようです。
東証一部上場の人材派遣会社にこんな話が出ているそうです。
派遣社員の引き抜きで売上が減っている。
理由は、派遣先と同業他社のタッグにやられており、
労働人口が減って行く今、むしろ人材を確保するためには、
自社で採用する必要性が高いからだとか。
0コメント