モノ言う二階幹事長に大変身・・・

ジャーナリスト同盟Web機関紙

【転載開始】


<憲法改正議論は自民党主導>


 森友・加計・強姦もみ消し事件などの一大スキャンダルで、

都議選告示日にも街頭演説を封じ込められた腹いせであろう、

翌日、神戸の右翼経済人を前にして

「秋の臨時国会に自民党改憲案を出したい」とぶった。

同日、自宅に贈呈されてきた月刊誌「月刊日本」7月号で、

自民党幹事長の二階俊博は「憲法改正論議は党が主導する」、

すなわち「安倍官邸ではない」と明言、

官邸の安倍にモノ言う幹事長に大変身してみせた。

ポスト安倍はわが手にあり?と言わぬばかりである。


<安倍改憲主導を否定>


 「憲法改正は、国の方向をきめるもの。

しっかりとした話し合い、議論が必要」と言って、

安倍の暴走に釘を刺して見せた。


 安倍の講演先は「正論懇話会」と初めて聞く団体での発言だが、

国民は安倍の9条破壊に警戒心を抱いている。

戦前の国家神道継承に強い違和感を覚えている。

河野洋平の「改憲の必要はない」が正論だし、

二階の言い分もまた正論であろう。


 既に安倍改憲論に、自民党の石破茂などが強く批判している。

肝心の安倍チルドレンは、不祥事連発で、党内での発言権は弱い。


 第一、都議選大敗を受けて、安倍退陣論が公然と出てくるだろうし、

その前に野党は、安倍犯罪を問うための「白洲の場」を準備している。


 ともあれ、首相スキャンダルが原因で、現場から街頭遊説を

拒否された首相は、これまで聞いたことがない。


<加計・森友問題にも冷ややか?幹事長>


 「森友・加計問題での追及は?」に対して、

二階は「国民が注視していることは事実」と、

事の重大性を認識しているとして、

その深刻さを受け止めている、と率直に語る。


 その一方で「総理自身が自らの関与を否定、

官房長官も文書の存在を否定しているので、

それを信じるほかない」とややぶっきらぼうにコメントしている。


 確かに、党総裁である安倍が公言している以上、

幹事長が「それ嘘でしょう」とはいえない。

当面は組織論で対応せざるを得ないという立場だが、

さすがに次々とボロが出てきている。

文科省の文書は行政文書である。

いい加減なものを、官僚が内部資料として作成するはずがない。


 萩生田という安倍側近の官房副長官の指令は、

安倍首相の意向そのものである。

それを記録することは当然であろう。

文書露見によって、安倍は完全に包囲され、

逃げ場を失ってしまった。

そのせいで「加計特区をほかにもどんどん認める」と、

昨日の講演会でぶち上げたのだが、まさに正体みたり、

である。


 加計・森友事件は、共に安倍事件である。

夫妻が主導、これに下村夫妻も連動したものだ。

二階が苦虫を噛み潰したようなコメントをするのも、当然ではあろう。


【転載終了】

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 都議選後に、大宏池会と旧田中派(構想)が一気に動くのでしょうか?

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