“6ポケット”の孫が、将来6人の介護の可能性・・・
日刊ゲンダイ
【転載開始】
■“6ポケット”の孫がやがて両親と両祖父母6人の介護をする
2017年7月19日
5年後には、働く人の4人に1人が介護の担い手になり、
子育て世帯を追い抜く。
こんなショッキングなデータを民間調査会社
「インテージリサーチ」が公表している。
同社が全国の35~59歳の労働者(公務員含む)
2万3716人にアンケートしたところ、現在、
介護をしている人は5.8%。
しかし、3~5年以内に介護を担っているはずと答えた人は、
24.4%と4人に1人に達した。
親世代である団塊の世代が後期高齢者に突入するためだ。
厚労省「国民生活基礎調査」によると、子育て世帯は
平成元(1989)年に41.7%あったが、
平成26(2014)年は22.6%にまで低下。
つまり、5年後には子育て世帯より介護世帯の方が
上回りそうなのだ。
「2025年には、国民の5人に1人が75歳以上の後期
高齢者という超・超高齢社会を迎えます。1億総活躍社会
に向け、仕事と介護の両立は避けては通れない問題に
なります」
(インテージリサーチ公共サービス事業部・土屋薫氏)
少子化に伴い、1人の子に対し、両親と互いの祖父母の
計6人の財布があるという6ポケットが言われ始めたのは
20年くらい前のこと。
ちょうど団塊の世代に孫ができた頃になる。
今の子どもは金銭的に恵まれていると思っていたが、
逆に考えると、もうすぐ6ジジババを抱えることになる。
1人の孫が6人の介護を担う可能性があるのだ。
「いいえ、6ジジババどころか、50歳までに一度も結婚
しない生涯未婚率は男性23.4%、女性14.1%もいる
ので、将来的に独身のオジ・オバの面倒も見なくてはいけ
ません。6ジジババどころか、1人で7人、8人の介護を
抱える人も出てくるでしょう」(ジャーナリスト・中森勇人氏)
今の大学生は20年後、90代になった祖父母と70代の両親、
そしてその叔父や叔母の介護を一気に担うのだ。
とても子育てできる環境にはない。
【転載終了】
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私は、「介護、年金」についての危機を
折あるごとに数年間書き続けてきています。
私も妻も一人っ子同士の結婚ですので、
お互い親には、
「もし私に万一のことがあったら、施設に入ってくれ」
と伝えてあります。
妻も同様のことを義母に伝えています。
私たち自身も一人になったら施設に入ることを
話し合っております。
そのためにも、年金と老後資金(預貯金)は重要です。
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