倒産激増の恐怖・・・

日刊ゲンダイ

【転載開始】

■倒産激増の恐怖…消費不況で東京都は上半期10%増の衝撃

  2017年7月26日


 倒産激増が近づいている――。

そんな不気味な囁きが市場で聞かれるようになった。


 「6月に倒産したタカタが市場のムードを一変させました。

何しろ上場企業の倒産は1年9カ月ぶり。倒産件数は

底打ちから増加に転じると感じた投資家は大勢いました」

(市場関係者)


 東京商工リサーチによると、2017年上半期(1~6月)の

倒産件数は全国規模では減少したが、東京都に限ると

2ケタ増(10.1%増)だった。

前年同期を上回ったのは実に5年ぶりで、

6月まで3カ月連続で増加している。


 「7月に入っても倒産は続いています。4カ月連続で

前年を上回る危険性は否定できません。こうなってくると、

全国レベルで倒産が増加傾向を見せても不思議は

ありません」(東京商工リサーチ情報本部の増田和史氏)


 東京都の倒産件数を見ると、17年上半期は飲食業など

サービス業が前年同期比31.1%増と最も多かった。

次いで卸売業(10.0%増)、情報通信業(8.5%増)、

建設業(9.4%増)と続く。倒産の原因別では販売不振が

最多だ。


 「消費不況が小売業を直撃しているのです。東京は

地方に比べ、圧倒的にサービス業が多い。だから全国

に先駆けて倒産件数は増加に転じたのでしょう」

(流通関係者)


 日本チェーンストア協会が24日に発表した17年上半期の

スーパー売上高は、前年同期比1.5%減(既存店ベース)

だった。


 上半期としては4年ぶりのマイナスで、堅調だった食料品が

減少に転じている。消費者の節約志向は着実に高まり、

そのシワ寄せが小売店に及んでいるのだ。


 アマゾンをはじめとするネット通販がスーパーなど小売店の

“売り上げ”を奪っている面も無視できない。

米シンクタンクの調査によれば、米国の小売店は17年初頭

から6月中旬までに5300店が閉鎖。前年の3倍に達したと

いう。


 「日本も状況は同じです。そこに消費不況が重なり、

小売店、卸、メーカーと倒産の連鎖が起きるかもしれ

ません」(小売業関係者)

 今年後半は倒産激増を覚悟したほうがよさそうだ。


【転載終了】

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 安倍スキャンダルや都議選で隠れていたようですね。


 市場関係者は、「8月3日といわれる内閣改造が

どんな布陣になっても、今は悪材料待ちだから

評価しないでしょう」とのこと。


 市場が動かないのは様子見のようですが、

下げ切ったところで猛烈な買いが発生し、

上昇に転じるというシナリオのようです。


 しかし、爆弾を抱えている安倍内閣がいつまで持つのか?

市場が回復しないまま、下落を続けることも考えられます。


 景気が回復しないまま、倒産件数が増え、

安倍内閣が崩壊すれば、官製相場も終わるでしょう。


 甘い見通しは禁物のような気がするのですが・・・


LC=相棒's のじじ~放談!

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