岸田首相「アベノマスク」強制廃棄の電撃発表!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■岸田首相「アベノマスク」強制廃棄

 の電撃発表!

 血税485.5億円投入の成れの果て

 公開日:2021/12/22


 マサカの展開だ。

キングメーカー気取りの安倍元首相の顔色

をうかがっていると揶揄されてきた岸田首相

が“負の遺産”の処分を電撃発表。

8000万枚超も在庫がダブつくアベノマスク

の廃棄を決め、世間をアッと言わせた。

岸田首相が標榜する「聞く力」を「従う力」

とナメていた安倍元首相は完全にコケにされ

た格好だ。

歯ぎしりする姿が目に浮かぶようである。


   ◇  ◇  ◇


 「未知のリスクである新型コロナへの対応

は毎日が試行錯誤の連続です。国民のために

より良いと思えば経緯にとらわれず、迅速に

対応を改めていくことも政治の役割です」


 2021年度補正予算が成立した臨時国会の

閉会を受けて21日、岸田首相が会見。

冒頭5分すぎ、こう前置きした上で切り出し

たのが、アベノマスクの廃棄だった。


 「財政資金効率化の観点から布製マスク

の政府在庫について、ご希望の方に配布し、

有効活用を図ったうえで、年度内をメドに

廃棄を行うよう指示を致しました」


 昨年のエープリルフールに安倍元首相が

配布をブチ上げたアベノマスクは、

飛沫の遮断性能に疑問がある布製の上、

小さすぎて着用が小恥ずかしくなる代物だ。

国民的不評でニーズが高まらず、会計検査院

が先月発表した検査報告で8272万枚

(約115億円相当=3月末時点)もの在庫が

ダブついていたことが発覚。

保管・配送費用にすでに約6億円が投じられ、

年間で9億円に上るとみられている。

「災害備蓄や地域住民への配布などで活用

していただく」(松野官房長官)としていた

が、引き受け手はほぼなし。

不良在庫の山だったことも判明したから、

廃棄処分しか道がないのが真相なのだろう。


 会見に先立つ参院本会議で20年度決算の

概要報告と質疑を行った岸田首相は、

アベノマスクについて

「厚労省が検品を実施したところ、約7100

万枚のうち約1100万枚、約15%が不良品

だった」と説明。

ガーゼを裁断して縫製するだけの作業なのに、

なぜそんなに不良品が納入されていたのか。

議場は騒然となった。


■当初見積もり上回る総事業費485億円


 ゴム成型メーカー関係者はア然としてこう

言っていた。

「われわれは不安定な要素が多いゴムを加工し

て製品を作っているため、他業界よりも多めの

不良率5%で製造ラインを流していますが、

実際には2%程度に抑えています。品質向上は

生産性向上に直結しますから。布マスク製造

の不良品率で15%とは驚きます」


 岸田首相の説明によると、厚労省や納入業者

の検品費用などとして、新たに計20億9200万円

を要したという。


 アベノマスク事業に血税は一体どれほど

投じられたのか。


 会計検査院の報告によると、厚労省による

全戸向け、介護施設等向け、妊婦向け、

それに文科省の学校向けに締結された調達契約

は計3億1811万枚分で、計442億6338万円。


 事業スタートから半月足らずで汚れの付着

や髪の毛の混入等の不良品が見つかったこと

による保管・配送費等が6億96万円。

さらに納入業者による検品とは別に、

検品業務の委託で7億75万円。

ザッと485億5709万円だ。当初見積もりの

466億円を軽く上回る。


 参院本会議で野党議員が

「在庫処分に要する期間は33年以上かかる

計算だ」と追及していたが、浪費された血税

はもとより、こんなくだらないことに国会審議

の時間を割くのもアホらしい。

安倍一族に懺悔の身銭を切らせなければ、

国民の腹の虫が治まらない。


【転載終了】

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 需要がないだけに、仕方のない処置

ではあると思いますね。


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