北の譲歩は中国の中朝軍事同盟に関する威嚇が原因?

NewsWeak

【転載開始】

■日本は米中の置き去りか?


 日本の岸田元外相は、某日、某テレビ番組で

「今は圧力を強化していくべきで、こんなときに

対話など、とんでもない話だ」といった趣旨の

言葉(正確には記憶していないが、こういう趣旨

のこと)を言っていた。


 しかし14日、アメリカのティラーソン国務長官と

マティス国防長官は、「核ミサイル問題を解決

するため、北朝鮮と交渉する用意がある」と

ウォール・ストリート・ジャーナル紙に連名で

寄稿したとのこと。

これもCCTVでは速報扱いのニュースとして

報道された。

もちろん、米国民が危険にさらされた場合は

軍事力行使も辞さないという条件も忘れてはいない。


 これは中国が言うところの「双暫停」(米朝双方が

暫定的に軍事的行動を停止する)を裏側から見た

場合に相当しており、北朝鮮は米韓軍事演習に

おけるアメリカの出方を見、アメリカは北朝鮮の次の

ミサイル発射の出方を見る。

互いに抑制があれば、対話に入るということになろう。

結局、北朝鮮の唯一の軍事同盟国である中国が

カードを握ったことになる。


 コラム「米朝舌戦の結末に対して、中国がカードを

握ってしまった」で述べたように、中国が「中朝軍事

同盟」というカードを使って、米朝双方に警告した結果、

双方が歩み寄った形だ。


 日本は又しても、米中の真の流れからは、離れた

ところで動いているのではないだろうか。

また置き去りにされはしないか。


 もちろん圧力は強めなければならない。

北朝鮮の暴走を何としてもとめなければならない。

しかし戦争に突き進むことだけは何としても避ける

べきで、朝鮮戦争の休戦協定を破ってきたのは

アメリカであり韓国だという事実を考えれば、

アメリカには対話に応じる義務がある。

休戦協定を、アメリカならば破ってもいいという

超法規的な国際ルールはあってはならないだろう。


 韓国にしてもそうだ。

本日8月15日の光復節で「日本は歴史を正視して

深い反省を」といった趣旨のことを言っているよう

だが、(日本は二度とあのような戦争を繰り返して

ならないのは大前提として)、こんにちの朝鮮半島

を中心とした差し迫った危機をもたらしたのは、

韓国の初代大統領、李承晩であった事実を正視

すべきではないのか。

そこをスルーして、慰安婦像をバスの座席にまで

座らせる方が優先されるのだろうか?


 北朝鮮問題の根源を見ない限り、着地点は絶対に

見えてこない。

それに関しては『習近平vs.トランプ世界を制するのは

誰か』で詳述した。


[執筆者]遠藤 誉

1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に

日本帰国。

東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉

教授、理学博士。中国社会科学院社会科学研究所

客員研究員・教授などを歴任。


【転載終了】

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 いまの政権が「経世会」だったら中国の日本に対しての

対応は180°違っていたかも知れませんね。


 清和会政権の為、中国が日本と歩調を合わせることは

ないと思います。


 「国連の安保理制裁決議は影響していない」、

といわれていますが、中・露が賛成したことでも

分かるような気がします。


 やはり、日本政府が外交を全く理解できていないという

ことになりそうですね。


 外務省が無能なのでしょうかね?

そういえば、大統領選でやらかしていましたね。


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