岸田首相「アベノマスクで流通回復」も真っ赤な嘘!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■岸田首相「アベノマスクで流通回復」も
真っ赤な嘘!
総事業費486億円超のデタラメ
公開日:2021/12/24
今世紀始まって以来、最悪と言って
いいアベノマスクの愚策は底なしだ。
岸田首相は今年度末をメドに
在庫8000万枚超の廃棄を決めたが、
処分費用に6000万円を要する見通し。
総事業費は当初想定の466億円を
20億円も上回り、政府弁明も真っ赤
な嘘だ。
会計検査院の報告によると、
マスクの調達契約に442億6338万円
(3億1811万枚分)、汚れ付着や
髪の毛混入などの発覚による検品業務
委託に7億75万円、在庫の配送・保管
費用に6億96万円(今年3月まで)を
計上。
さらに在庫の「不良品率15%」を判明
させた検品費用20億9000万円、
処分費用6000万円、来年3月までの
保管費に9億円ほどが加わり、
総事業費は約486億円に達する。
1枚当たりのコストは約152円。
今年度補正予算に組まれた学生支援緊急
給付金(675億円)に迫る額で、
住居確保給付金(100億円)の実に5倍弱
に当たる。
岸田首相は廃棄を表明した21日の会見
で、アベノマスクの政策効果をこう評価
していた。
「昨年の春は未知のウイルスへの不安の
中、多くの国民の皆さんがマスクが全く手
に入らず、お困りでした。政府が布製マス
クを全国民に配布するとしたことで、その
後マスクの製造、流通が回復し、今では
マスクの不足に対する心配は完全に払拭さ
れるなど、初期の目的は達成されました」
■昨年4月の不織布マスク輸入量は前年比
2.57倍
安倍・菅政権の「需給逼迫解消」との
言い分を踏襲したようだが、これは嘘っぱ
ち。
国内流通量の約8割は輸入品。
財務省の貿易統計によれば配布前に不織布
マスクの輸入量は回復し、市中に出回って
いたからだ。
昨年1月の輸入量は前年同月比15.09%増
の約1515万キロ。
未知のウイルスに世界がパニックに陥り、
マスク争奪戦となった2月は同43.72%減の
約473万キロとなったが、3月は10.09%減
の約869万キロまで戻した。
以降は完全回復。
配布を始めた4月は2.57倍の約2587万キロ、
5月は3倍超の約3015万キロに急増した。
アベノマスクと流通量は相関関係になく、
血税を浪費しただけなのだ。
事前に岸田首相から廃棄を知らされた
安倍元首相は「一定の理解を示した」など
と報じられているが、オトシマエをつける
気はないのか。
【転載終了】
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安倍政権は、お仲間だけで好き勝手
やってたという印象しかないですね。
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