目指すべき「新しい資本主義」とは・・・

ここまで劣化した国に希望はあるのか


【転載開始】


■目指すべき「新しい資本主義」とは

 「アベノミクスの廃棄に他ならない」

 と経済評論家

 公開日:2022/01/03


 2022年は日本経済に暗雲が垂れ込めて

いる。

米FRBはインフレ退治に向け、3度の

利上げに踏み切る予定だ。

その結果、日米の金利差はさらに拡大。

ドル買い円売りが加速し、世界的な

インフレ下でさらに円安が進み、

輸入コストは増加の一途だ。

ただでさえ、円安によるガソリン高騰

や値上げラッシュで苦しい庶民生活は、

ますます荒廃しかねない。


 加えて新型コロナの「第6波」が現実

となれば、日本経済は絶体絶命だ。

円安地獄と自粛ムードのダブルパンチで

景気は底抜け。

不況下の物価高という最悪の

スタグフレーションが直撃しそうなのに、

岸田首相は「新しい資本主義」なる

言葉遊びに興じるだけで能天気だ。


 「『賃上げを通じた分配はコストでは

なく、未来への投資』と言う岸田首相の

方向性は正しくとも、施策が逆を向いて

います」と言うのは経済評論家の斎藤満氏

だ。こう続けた。

「今の日本は資本に利益が集中し、企業の

内部留保が膨張する一方、必要な人にお金

が回ってこない。過去20年、日本の平均

賃金は『昇給ゼロ』状態が続き、内需も

縮小。かつては個人消費がGDPに占める

割合は6割を超えたのに、直近は53%まで

ダウンしています。この悪循環を断つには

『法人減税、消費増税』の税制を逆転させ、

数十兆円規模で内需を押し上げるしかあり

ません」


 一度きりの10万円給付のバラマキや

賃上げ減税の施し程度では歪んだ分配は

是正できない。


 「異次元緩和の異常な低金利策も資本重視。

預金者の金利そっちのけで、投資コストや

政府の国債利払い負担を抑える政策でしかな

い。20~30年前に全預金者の金利所得は30兆

~40兆円ありましたが、今やゼロに等しく、

老後不安は増すばかり。岸田首相はアベノ

マスクだけじゃなく、アベノミクスこそ廃棄

すべきです」(斎藤満氏=前出)


 家計重視の「新しい資本主義」を目指さな

ければ、日本社会自体が死に絶えてしまう。


【転載終了】

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 20年間賃金が下がっている日本企業

は自滅型の経営と言うことですかね。


 いくら内部留保を貯めても、お金を

回さないと内需は落ち込むばかりです

よね。


 日本は、政財官併せてお金の使い方

を知らないのでは。


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