スタッフのオミクロン感染で病院は深刻人手不足・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■スタッフのオミクロン感染で病院は
深刻人手不足・・・なのに医療従事者
3回目接種わずか12%
公開日:2022/01/07
感染スピード歴代最速の新型コロナ
「オミクロン株」がいよいよ列島直撃だ。
6日の全国の新規感染者数は4000人を
突破。
倍々ゲームで増えている。
感染が急拡大している沖縄、広島、
山口3県への「まん延防止等重点措置」
の適用が7日、決定される。
深刻なのが医療従事者の感染だ。
スタッフ不足により、医療が回らなく
なる事態が現実味を帯びてきた。
◇ ◇ ◇
WHO(世界保健機関)はオミクロン株
について、他の変異株に比べて
重症化リスクが低い可能性を示している。
実際、米国では過去の波に比べて
集中治療室(ICU)には余裕があるという。
しかし、医療従事者がオミクロン株に
感染し、人手不足が深刻になっている。
英国でも同様の事態が起きている。
6日、過去最多の981人の感染者が確認
された沖縄は医療従事者への感染も
広がっている。
感染したり、濃厚接触者に認定された
医療従事者の欠勤が増加。
中部の病院2カ所ではすでに救急部門が
停止された。
県の担当者は「これまでには経験した
ことがないスピードで医療従事者にも
感染が広がっているという印象です。
感染者だけでなく濃厚接触者のスタッフ
も勤務できなくなるので大変です。病床
を確保してもスタッフが不足すれば、
コロナ患者を受け入れられない事態も
起こり得る」(感染症対策課)と頭を
抱えた様子だった。
オミクロン株はワクチン2回接種者に
もふつうに感染している。
東京都がオミクロン感染者55人を調べ
たところ、67%にあたる37人が2回
接種済みだった。
■厚労省の回答はまるで他人事
3回目接種によって、オミクロン株への
抗体量が、ファイザー製は25倍、
モデルナ製は37倍に増えると発表されて
いる。
医療従事者への3回目接種を早急に進め、
これ以上の感染拡大を防ぐ必要があるが、
進捗はお寒い状況だ。
昨年12月23日の厚労省の予防接種・
ワクチン分科会の資料によると、
3回目接種の対象の医療従事者は576万人。
2回目接種から8カ月後を前提に、
12月104万人、1月200万人、2月183万人、
3月89万人と予定され、1、2月分について
は12月へ「2カ月前倒し可」と明記されて
いる。
ところが、官邸の発表によると、今月6日
時点の3回目接種は約71万回。
医療従事者の12%にとどまっている。
2カ月前倒しどころか、8カ月後の当初予定
にも大幅未達なのだ。
重要な医療従事者の接種はなぜ進まな
いのかーー。
厚労省に聞くと「接種券が届いてもすぐに
打たないなどワクチンを打つ側の事情もあ
るので、一概に遅れているとは言えない。
感染した医療従事者が欠勤し、医療が逼迫
する問題は、ワクチン接種というよりも
医療提供体制の問題だと考えています」
(予防接種室)と、まるで他人事だった。
こんな調子ではあっという間に医療崩壊
が起きてもおかしくない。
【転載終了】
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イギリスで専門機関が行った大規模
なオミクロン株の調査データでは、
3回目のワクチン接種でも時間経過で
効果の低下が見られ、ワクチン接種を
してもオミクロン株の感染そのものは
防げないことが示されています。
この時点で、医療従事者の3回目接種
率が12%ではヤバいのでは。
4回目のワクチン接種を想定しないと
いけませんが、政府のワクチン調達に
滞りが出る可能制が極めて高そうです
ね。
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