東京の重症者数 都基準が「オミクロン株は軽症」をミスリード

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■東京の重症者数は国基準なら1カ月

 14倍増!

 都基準が「オミクロン株は軽症」を

 ミスリード

 公開日:2022/01/12


 重症化リスクが低いとされる

オミクロン株。

確かに、これまでの新型コロナウイルス

とは異なり、肺炎による重篤化は少ない

が、軽視できないのは、肺炎以外による

重症化リスクがあることだ。

実際、東京では肺炎以外の重症者が

倍々ゲームで増えている。


 ◇  ◇  ◇


 都の11日までの1週間平均の感染者数は

890人。

前週比981%の激増だ。

一方、重症者数は4人にとどまり、

重症病床使用率は0.8%(4人/510床)と

ガラガラだ。


 東京でもオミクロン株が広がっている。

「オミクロン株は重症化しない」との説を

裏付けるような数値に見えるが、ここには

カラクリがある。


 都の基準の重症者は、人工呼吸器やECMO

の管理が必要な患者のみが対象となっている。

国の基準では、ICU(集中治療室)に入って

いる患者も重症者に入れているが、なぜか都

はICUに入っている患者を含めていない。


 WHO(世界保健機関)は、オミクロン株

について、鼻やのどに影響がでるとの

研究結果が多く、肺炎を引き起こすこれまで

の変異株との違いを指摘している。

つまり、オミクロン感染の場合、人工呼吸器

の出番が少なくて当然なのだ。


 問題は人工呼吸器やECMOに加え、ICUを

使用している患者も含めた国基準の重症者数

だ。国基準だと、東京で急増している。


 東京の国基準の重症者数は昨年12月11日

は10人だったが、今年1月4日は47人、

11日は148人へと膨れ上がっている。

1カ月前から14倍、ここ1週間で3倍である。

重症病床使用率も10%(148人/1468床)

に上る。


■「軽症」では済まない恐れ


 どういう症状の患者がICUで治療している

のか。


 都の担当者は「個別の症状については把握

していない。もともと基礎疾患がある患者が

コロナにかかり、人工呼吸器は不要でもICU

での治療が必要と判断され、治療を受けて

いる可能性があります」(防疫・情報管理課)

と回答した。


 肺炎でない重症者が増えている可能性が

高い。


 肺を患う病症が少ないオミクロン株の場合、

人工呼吸器の有無で判断する都基準ではなく、

国基準の重症者数を重視すべきではないか。

この点を問うと、「何とも言えない」

(前出の担当者)と答えた。


 厚労省が発表した10日時点の全国の重症者

数は、前日から10人増えて100人。100人台

となるのはおよそ2カ月ぶりだが、この発表も

都の重症者数は都基準でカウントしており、

ミスリードだ。


 「オミクロン株は軽症」と軽くみてはいけ

ない。


【転載終了】

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 今日、私に3回目のワクチン接種に

ついて、市から日時と場所の指定の可否

アンケートが来ました。


 接種は3月ですね。

取りあえず、「可」の回答をしました。

出来ればファイザーがいいかな。


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