米の孤立化は進む・・・!?
桜井ジャーナル
【転載開始】
■トルコ大統領は露の防空システムS-400をめぐって
露と対立していないと発言、米の孤立化は進む
トルコがロシアから防空システムS-400を
購入する話に問題はないとトルコの
レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は語った
という。
システムの共同生産は次の段階であり、
S-500に関する交渉も進めているとしている。
2016年7月15日にクーデターを目論み、
クルドへの軍事支援を強化しているアメリカと
エルドアン政権との関係が修復される可能性は
小さいだろう。
ロシア国防省は9月24日、アメリカ、クルド、
ダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)の連携を示す
衛星写真を公表している。
ダーイッシュが支配する地域にアメリカの特殊部隊
が戦闘態勢をとることなく駐留、クルドの部隊が
その中を移動しているとしている。
また、ダーイッシュの戦闘員は幹部からクルド部隊
を攻撃するなと命令され、自分たちが支配する
石油生産施設へクルド部隊が入ることを許している
とする証言がある。
これは実際に起こっていることと矛盾しない。
本ブログでもすでに書いたことだが、10月4日から
7日にかけてサウジアラビアのサルマン・ビン・
アブドゥルアジズ・アル・サウド国王がロシアを訪問、
ウラジミル・プーチン大統領と会談した際、
ロシアから防空システムS-400を含む兵器/武器の
供給を受けることで合意したようだ。
生産を放棄したアメリカは基軸通貨を発行する
特権で支配システムを維持しているが、
その柱はペトロダラー。
サウジアラビアをはじめとする産油国が石油取引の
決済をドルに限定して世界がドルを求める環境を作り、
産油国に集まったドルはアメリカの財務省証券や
高額兵器を購入するという形でアメリカへ還流させて
現実世界に流通するドルの量を調整してきた。
こうした仕組みに協力する代償として産油国は
アメリカから軍事的な保護を受け、支配層はその地位
と富を保証されてきた。
おそらく、日本でも似たことが行われている。
ところが、サウジアラビアがアメリカ離れを起こして
いるように見える。
シリアでの戦乱でロシア軍の強さを知り、世界が
アメリカの思い通りに動かなくなっていることを認識した
可能性が高い。
しかも、ロシアの財政は安定、戦略的同盟国になった
中国の経済力はアメリカより強くなっている。
このロシアと中国が通貨の分野で連携を強めているが、
中国らサウジアラビアに対し、人民元での決済を求める
のではないかと言われている。
すでのロシアと中国はドル離れを推進、
一種の金本位制へ移行しつつある。
こうした動きに各国が同調したならドルは基軸通貨の
地位から陥落、アメリカの支配システムは崩壊して
しまう。
西側ではこうした流れを見据え、巨大資本が支配する
体制、つまりファシズムへ移行しようとしてきた。
TPP(環太平洋連携協定)、
TTIP(環大西洋貿易投資協定)、
TiSA(新サービス貿易協定)の3点セットはそのため
のものだ。
そのキーワードはISDS(国家投資家紛争処理)条項。
この計画を巨大資本は諦めない。
今後、中露を中心とする多極的な世界へ向かう力と
巨大資本が支配する世界へ向かう力の綱引きが
激化するのではないだろうか?
【転載終了】
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日本は、アメリカの傘の下で北朝鮮や中国しか
見ていませんし、アメリカからの情報しかないのが
現実です。
※アンコンの大手マスコミがそれ以外の情報を知らせない。
日本国民に現実を知らせないようにしています。
もうアメリカは以前のような覇権国家ではありません。
中国やロシアを軍事面、経済面で無視することは
できなくなってきています。
中東の支配力がアメリカからロシアに移りつつあり、
そうなると欧州もアメリカに同調してはいられません。
妄信的に従っているのは、もはや日本だけかも?
戦後70年自民党政治が続いたのは、
日本国民に反米感情を抱かせないためです。
ジム・ロジャースが日本の破綻を予言しましたが、
その時何が起こるというと、アメリカが日本を見捨て、
日本を中国とロシアが分断統治するといわれています。
過去に、中国要人が“日本はなくなる”と
発言したことがありますが、不気味ですよね。
※これは、あくまでも一情報です。
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