東京都のコロナ濃厚接触者「1月末に33万人隔離」の衝撃試算!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■東京都のコロナ濃厚接触者
「1月末に33万人隔離」の衝撃試算!
社会活動ストップに現実味
公開日:2022/01/17
新型コロナ感染拡大の「第6波」は、
勢いが止まる気配がない。
16日も全国の新規感染者は2万5000人
を突破。
大阪、広島、鳥取などの新規感染者数
は過去最多を更新してしまった。
全国の療養者数も、元日の3000人から
10万人に膨れ上がっている。
気がかりなのが濃厚接触者が急増する
ことだ。
感染者数よりも数倍のペースで増えて
いくからだ。
このままでは、日本中が濃厚接触者で
あふれかえる恐れがある。
◇ ◇ ◇
1人の感染者に対して濃厚接触者は
何人いるのか。
国立感染症研究所が富山県のデータ
(2020年7~10月)について分析
したところ、123人の感染者に対して
濃厚接触者は530人だった。
1人につき4.3人となる。
沖縄県では1人の感染者からの
濃厚接触者は4~5人といわれ、沖縄
には現在4万~5万人の濃厚接触者が
いるとみられている。
どうやら「感染者1人に対して4~5人
の濃厚接触者」というのが相場のようだ。
東京の濃厚接触者は何人なのか──。
都は「いま何人の濃厚接触者がいるかは
把握していません」(感染症対策部)と
回答。
そこで日刊ゲンダイは独自試算して
みた。
隔離期間は10日(エッセンシャルワーカー
は6日)に短縮されたので、平均7日の隔離
で計算した。
16日までの7日間の新規感染者数は
約2万人。
これに4~5人の濃厚接触者がいると
すると、8万~10万人に上る計算だ。
オミクロン株が牽引する第6波はまだまだ
序の口だ。
この先、感染者はさらに増える可能性が
高い。
実際、都のモニタリング会議は、今月20日
には新規感染者数は9500人を超えると試算
している。
もし、9500人が1週間続けば、濃厚接触者
は26万~33万人に膨れ上がる。
33万人を隔離せざるを得なくなると社会
活動がストップする可能性も出てくる。
★政権は濃厚接触者の隔離期間の
さらなる短縮を検討
岸田政権は濃厚接触者の隔離期間をさらに
短縮することを検討している。
復帰を早めて社会経済活動が停滞すること
を食い止めるためだ。
しかし、感染者がケタ違いで増えていけ
ば焼け石に水だ。
オミクロン株の感染力が半端でないことは
欧米で見せつけられている。
昭和大医学部客員教授の二木芳人氏
(臨床感染症学)が言う。
「欧米並みにはならないにしても、日本で
もオミクロン株によって感染者数がさらに
増え続ける勢いを見せています。なのに、
政府や自治体の感染抑制策は、やや消極的
との印象です。もちろん、医療体制を重視
し、オミクロン株に対応して隔離期間の
短縮といった措置も必要かも知れません。
ただし、同時に行動制限を含めた感染抑制
策も重要です。対策の効果は遅れて出ます。
早めに手を打つべきでしょう」
陽性者を自宅療養に追いやり、病床逼迫
が避けられても、濃厚接触者があふれかえ
れば、社会経済活動は回らなくなる。
目の色変えて感染自体を抑えなければなら
ない。
【転載終了】
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経済と感染対策二刀流で失敗した
のが、イギリスでは。
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