コロナ「第6波」ピークアウトはいつだ?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ「第6波」ピークアウトはいつだ?
オミクロン株先行国は1カ月程度で頭打ち
公開日:2022/01/22
このままだと来週27日には都内で
1日当たりの感染者が1万8000人を超える。
20日の都のモニタリング会議で専門家から
衝撃推計が飛び出した。
21日から16都県に対象が拡大した
「まん延防止等重点措置」の期間は
2月13日まで。
はたして、3週間余りで状況は好転するの
か。「第6波」のピークアウトはいつだ?
◇ ◇ ◇
東京都は感染状況の警戒度を最も高い
「大規模な感染拡大が継続している」、
医療提供体制の警戒度も上から2番目の
「通常医療を制限し体制強化が必要な状況」
にそれぞれ引き上げた。
もはや都民は満足な診察を受けられず、
医療体制は崩壊寸前ということだ。
20日も都内の新規感染者数は8638人、
全国では4万6000人超と連日、過去最多
を更新。
終わりの見えない感染猛拡大と専門家の
ショッキングな分析に「自分の身を守れ
る自信がない」と音を上げる人も増えて
いるだろう。
しかし、日本に先行してオミクロン株が
猛威を振るった世界各国では光明が見え
始めている。
■「一気に拡大して、一気に収束する
可能制が高い」
昨年12月中旬から感染が急拡大した英国
は、今月4日に新規感染者数21万8705人を
記録。
そこから急激に下降カーブを描き、直近は
やや増加に転じたものの、
19日は10万7450人に収まっている。
ピーク時から約2週間で半減。
ジョンソン首相は感染のピークが過ぎたと
して、マスク着用義務などの規制を27日に
ほぼ撤廃すると表明した。
オミクロン株の“震源地”となった
南アフリカは昨年11月下旬から感染者が急増。
12月12日に3万7875人と過去最多となった後、
今月18日は3657人と約1カ月でピーク時の
約10分の1まで減っている。
当初はワクチン接種率の低さが懸念されたが、
杞憂に終わったようだ。
米国、フランス、カナダ、豪州も同様に
感染急増から3~4週間程度でピークアウトして
いる。
各国の感染者数のグラフを見ると、ピークまで
の急上昇カーブと、その後の下降カーブは
ほぼ同じ角度を描いている。
「これまでも感染者数はピーク時を中心に、
ほぼ左右対称の釣り鐘形を描いてきました。
これを数学では『正規分布』と呼び、自然現象
の多くがこれに従う分布です。難しい数式で
説明するのは避けますが、要するにワクチン
接種などに限らず、感染に影響を与える要因が
無数にあるから、正規分布になるのです。オミ
クロン株の感染は一気に拡大して、一気に収束
する可能性が高いですが、問題はまだ日本が
ピークに達していないので、増加曲線と左右
対称になる下降線が見通せないことです」
(元WHO専門委員で医学博士の左門新氏)
全国に先駆けて米軍由来のオミクロン株が
襲った沖縄の感染者は15日に過去最多の
1829人となって以降、微減傾向だ。
20日は1309人だったが、濃厚接触者の急増に
よる医療逼迫の状況は変わっていない。
仮に日本も諸外国のように1カ月程度で
感染者が頭打ちになっても、感染急拡大以前
の状況に戻るには、さらに1カ月以上を要する
に違いない。
まだまだ、覚悟が必要である。
【転載終了】
************************
「オミクロン株」が最終変異のような
気がしますね。
収束後に、新型コロナウィルスの5類
検討でもいいような気がします。
その頃には経口薬が主流になるでしょう
から。
0コメント