オミクロン株ピークアウトの沖縄で入院増加が続くナゾ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■オミクロン株ピークアウトの沖縄で
入院増加が続くナゾ・・・全国で深刻事態
の可能性大
公開日:2022/02/04
3日の新型コロナの新規感染者数は
とうとう10万人を超えた。
ピークが見通せない中、いち早く
オミクロン株が流行した沖縄は
新規感染者数の減少傾向が顕著となる
一方、入院患者と施設療養者はいまだ
増え続けている。
ピークアウトで安心はできない。
全国でも同じことが起こる可能性が
高い。
◇ ◇ ◇
沖縄では昨年末、在沖米軍基地の
クラスターから市中感染が拡大した。
新規感染者数は元日の52人から7日には
1400人を突破。
その後、15日の1829人をピークに減少
に転じ、3日は652人で10日連続、
前週の同じ曜日を下回った。
ところが、感染者数がピークアウト
しても入院患者と施設療養者数は増加
傾向が続いている。
感染者数が過去最多だった15日の入院、
施設療養者は688人だったが、
3日は883人。3割近くも増えている。
県に聞いた。
「沖縄では当初、入院リスクが低い若者
の感染が中心でしたが、だんだん高齢者
に広がっていきました。高齢者の場合、
入院が必要なケースが少なくないため、
入院患者が増えています」
(感染症対策課)
2日の厚労省専門家組織
「アドバイザリーボード」でも、沖縄の
高齢者の感染増に伴う入院患者の増加傾向
が取り上げられた。
脇田座長は「今後は他の地域でも同様の
傾向が見られる可能性がある」と警告して
いる。
■若年層から高齢者に感染広がる
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「オミクロン株は当初、若年層の感染が
多かった。入院は少なく、重症、死亡例
もまれでした。そのため、『軽症がほと
んど』との楽観論が広がった面がありま
す。ところが、ここへきて、若年層から
高齢者に感染が広がり、全国的にも入院
患者、重症者、死者が急増しています」
3日発表された全国の重症者数は911人。
900人を上回るのは4カ月ぶりだ。
死者は90人確認され、第5波の最多(89人)
を上回った。
感染者数がピークアウトした沖縄はその
うち入院患者も減少に転じるとみられる。
しかし、アドバイザリーボードは「全国的
にピークがいつ来るかは見通せない」との
分析結果を示している。
全国の重症者と死者はしばらく、増え続け
る可能性が高い。
オミクロン株は「弱毒化」が指摘されて
いるが、なぜ、重症者と死者がこんなに
増えるのか。
「これまでの新型コロナと異なり、オミ
クロン株は肺炎の症状は少なく、弱毒化し
ているのは事実です。ただし、基礎疾患が
ある高齢者が感染すると危険です。感染し
た時は軽症でも、その後、持病が悪化し、
重症化したり、死に至るケースが起きてい
る。医療が逼迫し、適時・適切な治療が
行き届かなければ、さらに深刻な事態も
起こり得る。宿泊施設をもっと活用し、
今からでも臨時医療施設を増設し、ピーク
アウト後の医療体制を整えるべきです」
(中原英臣氏)
沖縄の先取り事例を参考にピークアウト
後に備える必要がある。
【転載終了】
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3回目のワクチン接種で中和抗体が
増えれば、重症化のリスクは減ります
かね?
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