ロイター「12月の実質賃金2.2%減」・・・
情報速報ドットコム
【転載開始】
■ロイター
「12月の実質賃金2.2%減」
日本のメディア
「昨年の実質賃金、横ばい」
2022年2月9日
2月8日に厚生労働省が発表した
毎月勤労統計調査の実質賃金について、
日本メディアと海外メディアでは全く
異なるスタンスで報道していることが
分かりました。
ロイター通信では
「12月の実質賃金2.2%減、物価上昇
響き1年7カ月ぶり下落幅」というよう
なタイトルで取り上げているのに対し
て、朝日新聞などの記事は
「昨年の実質賃金、横ばい 名目賃金
上昇も物価高で帳消し」となっている
のです。
ロイター通信が実質賃金の低下を伝え
ている一方で、何故か日本のメディア
は昨年の実質賃金が横ばいだったと
強調。
実際に厚生労働省の発表している
数値を見てみると、実質賃金指数は
横ばいでしたが、2021年12月の
実質賃金はマイナス2.2%で4ヶ月連続
の低下を記録していました。
賃金の伸び率に関しても先進国の中で
は最低クラスで、物価上昇をカバー
するほどの数字では無いです。
それどころか今年になっても物価
上昇の傾向は強まり、賃金の伸び率
以上に物価が高止まりしています。
日本メディアの報道内容も嘘という
わけではありませんが、あまりにも
楽観的な見出しで、厳しい社会情勢
や実情をしっかりと伝えているとは
感じられないと言えるでしょう。
★12月の実質賃金2.2%減、物価上昇
響き1年7カ月ぶり下落幅=毎勤統計
https://jp.reuters.com/article/
wage-dec-idJPKBN2KC2CS
[東京 8日 ロイター] –
厚生労働省が8日公表した2021年
12月の毎月勤労統計(速報)による
と、実質賃金は前年比2.2%減と
4カ月連続で低下し、2020年5月
以来のマイナス幅となった。正社員の
ボーナス減少とパート労働者比率の
拡大に物価上昇が重なってマイナス幅
が拡大した。同時に公表した2021
年暦年の実質賃金は前年比横ばいだった。
★昨年の実質賃金、横ばい 名目賃金
上昇も物価高で帳消し
https://www.asahi.com/articles/
ASQ282V8FQ28ULFA001.html?iref
=comtop_Business_01
厚生労働省は8日、働き手の賃金の動き
を調べる毎月勤労統計の2021年分
(速報値)を発表した。名目賃金に
あたる労働者1人あたりの平均現金給与
総額は前年より0・3%増の月額31万
9528円だった。一方、名目賃金から
物価変動の影響を除いた賃金の動きを
示す実質賃金指数は前年と横ばいで、
賃金の伸びを物価上昇が帳消しにした
形だ。
【転載終了】
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日本のマスコミは政財界に対し、
忖度するのでしょう。
だから、海外から
「日本にジャーナリズムは無い」
などと言われるのでしょう。
日本のマスコミは、国際社界から
信用されていないことの自覚がある
のでしょうか?
日本駐在特派員は、永田町で何か
あった時など“新聞赤旗“を買いに走る
そうです。
日本の商業新聞紙は、オブラートに
包んで記事を書くので読解力が必要
で外国人には分からないそうです。
>「昨年の実質賃金、横ばい」
などとの報道は典型的なものです。
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