ロシアのウクライナ侵攻は一気呵成か・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ロシアのウクライナ侵攻は一気呵成か・・・
3.4北京パラリンピック開幕まで総力戦
の可能性
公開日:2022/02/25
今回もまた、五輪の時期──。
ロシアは20日に北京冬季五輪が閉幕する
のを待っていたかのようにウクライナ侵攻
を開始した。
過去の軍事行動も、五輪とリンクしている。
2014年のクリミア併合は3月18日。
自国のソチで開催された冬季五輪
(2月7~23日)、パラリンピック
(3月7~16日)が閉幕した直後のこと
だった。
08年には、北京夏季五輪(8月8~24日)
の期間にジョージアへの武力攻撃に踏み
切った。
傀儡のメドベージェフ大統領で、
プーチン首相の時だ。
実権はプーチン首相が握っていた。
8月7日から軍事衝突が始まり、ロシアは
五輪閉幕直後の8月26日、国際的には
ジョージア領とされている「南オセチア」
と「アブハジア」の独立を承認。
10月8日にジョージア領内から撤退した。
「今回のウクライナ侵攻も、かなり前
から周到に準備していたはずです。ウク
ライナのNATO加盟が決まれば、NATOは
ウクライナを軍事的に守る義務が生じる。
正式に議論する前の段階なら、ロシアVS
NATOではなく、ロシアVSウクライナの
問題で済む。今しかなかったということ
でしょう」
(元外務省国際情報局長の孫崎享氏)
国連総会では五輪・パラリンピック
期間中の休戦決議が採択されているが、
法的拘束力はない。
そもそも国際法も無視して
「力による現状変更」に突き進む
プーチン大統領に紳士協定の順守を求め
る方が非現実的ということか。
■短期決戦を念頭
一方で、「友好国である中国の顔を
立てて、北京冬季パラリンピック開幕
までに決着をつけるのではないか」と
いう見方もある。
モスクワ駐在経験の長い全国紙記者
がこう言う。
「中国の習近平国家主席が五輪を重要視
していることはプーチン大統領もよく
分かっている。だから、米国はじめ主要
国の多くが北京冬季五輪の開会式を欠席
する中、プーチン大統領は日帰りで北京
を訪問して開会式に出席。習近平国家主席
との会談も行いました。共同声明では、
ロシアが西側に求めている『NATO不拡大』
に対し、中国は『共感と支持』を表明した。
さらに重要なのは、ロシアから中国に年間
100億立方メートルの天然ガスを追加供給
すると合意したことです」
ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、
欧米諸国は相次いで経済制裁を決定。
ドイツはロシアからの天然ガス
輸送パイプライン「ノルドストリーム2」
の承認手続きを停止した。
だが、その分を中国が買えばロシアは困ら
ない。
助け舟を出した習近平国家主席のメンツ
を潰すわけにいかないだろう。
北京冬季パラリンピック開幕は3月4日。
それまでの短期決戦を念頭に、
プーチン大統領はいきなりウクライナの
首都キエフに攻め込んだ可能性がある。
【転載終了】
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五輪中の中ロ首脳会談で筋道はできて
いたのでしょう。
IOCもWHOも中国マネーが入って
いるのでしょう。
米国も他国のことを言える立場では
ないですが、中ロ極悪同盟というところ
ですかね。
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