バイデン大統領の発言は注視すべき ・・・
ファクトチェック・ニッポン!
【転載開始】
■バイデン大統領の発言は注視すべき
米軍ウクライナ投入へのステップに
も見える
公開日:2022/03/02
ロシア軍が猛攻をかけるキエフで取材
を続けるCNNのクラリッサ・ワード記者
が若い女性に「なぜ避難しないのか?」
と問う。
女性は、「なぜ? 出ていくのは私じゃ
ない。ロシア軍でしょ」と答えた。
2日以内にキエフ陥落とみられていたが、
ロシア軍は実際にはウクライナ軍の激しい
抵抗を受けている。
この原稿はロシア軍の侵攻から5日目に
書かれているが、キエフは持ちこたえて
いる。
もちろん、今後はどうなるか見通せない。
引き続き注視する必要がある。
■短絡的で思考停止している日本国内の議論
残念なのは日本で、「国際社会の敗北だ」
「自国を守らない国は誰も守らない」と
いった発言が飛び交っていることだ。
発言は自由だが、極めて短絡的な議論だ。
憲法改正に誘導したいのだろうが、
私には思考停止にしか見えない。
まずは情勢の分析に努めるべきだろう。
小論では、引き続きバイデン米大統領の
発言に注視する。
今回は2月24日の演説だ。
ここで「プーチンは侵略者」と激しく非難
し、新たな制裁を明かしたことは既に報じ
られているが、それだけではない。
その制裁の狙いとして、「ロシア軍の近代化
に打撃を与える」と明確にしている。
「ロシアの侵攻を容認する国は仲間と見な
す」と中国などへの警告も行っている。
注目は、ドイツへの米軍の増派に加え、
バルト3国、ポーランド、ルーマニアへの
米軍の展開だ。
バイデン米大統領は、ウクライナでの戦闘に
米軍を投入しないとは明言している。
しかし、現実にはロシア、ウクライナのすぐ
隣で米軍が展開する事態となっている。
では、ウクライナへの米軍の投入は絶対に
ないと言えるのか?
プーチン露大統領の側から見て、そう確信
できるだろうか?
駐米大使を経験した元外交官が2月27日の
NHKの番組で、米軍をウクライナに投入し
ないとの姿勢がロシアの侵攻を招いたとの
考えを示した。
安倍政権に重用されたこの人物は、戦場と
なる地に米軍を派遣する困難さを知らない。
まずはウクライナの近くに米軍を派遣する
のは常道とも言える。
また2月15日のバイデン氏の演説では、
米軍によるウクライナ軍への訓練が行われ
ていることを明かした上で、
「仮にロシア軍がウクライナ国内のアメリカ
人をターゲットにすれば軍事的に対応する」
と明言している。
これは報道されていないが、ロシア政府は
この点を無視することはないだろう。
米議会の動きもある。
共和党のアダム・キンジンガー議員が
ウクライナへの米軍投入に言及するなど、
議会で米軍の投入を求める声が上がり始めて
いる。
アメリカは軍事国家だ。
基本的に国内に常にその力を行使する
エネルギーが充満している国だ。
それを抑制しているのが議会だ。
そして議会が求めるのは大義だ。
アメリカの若者が血を流す価値だ。
2月24日の演説に戻ろう。
バイデン氏は「アメリカ人は弱い者いじめに
立ち上がる。我々は自由のために立ち上がる。
それがアメリカだ」と語っている。
こうした言葉は米軍のウクライナ投入への
ステップにも見える。
少なくともプーチン氏にはそう見えるだろう。
【転載終了】
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プーチンが、規制武器を使ってでも、
首都攻略を急ぐ理由かも知れないです
ね?
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