首都キエフ「緊張極限」に・・・治安部隊が日本人記者を威嚇射撃して拘束
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■首都キエフ「緊張極限」に・・・治安部隊
が日本人記者を威嚇射撃して拘束
【緊急現地リポート】
公開日:2022/03/04
ロシア軍が着々と迫るウクライナの
首都キエフ。
1日には市内のテレビ塔がロシア軍に
よる砲撃を受け、5人が死亡した。
極限状態のキエフで取材を続ける
ジャーナリスト・田中龍作氏の現地
リポート第2弾。
◇ ◇ ◇
キエフの街中では緊張感が高まって
います。
外を歩く市民も数えるほどしかいません
し、ここ数日は取材に制限がかかるよう
になってきました。
■中心地で3回の爆発音
現地時間の1日夜、中心地付近のホテル
に滞在していたところ、大地を揺さぶる
ような「ドーン」という爆発音が3回連続
で聞こえました。
音の大きさから、場所はかなり近い。
数キロ離れたテレビ塔ではないと感じまし
た。
方角的には政府機関が集まる場所です。
もし、政府機関が攻撃されたならば深刻
です。
そこで翌日午前、現場に向かおうと外に
出ると、軍と治安部隊が街の辻々に立って
いる。
政府機関のある現場方面に歩いて行こうと
すると、彼らは「ダメだ」と言って行く手
を阻む。
結局、現場にはたどり着けませんでした。
何が起きているのか、ウクライナ政府は
見せたくないのかもしれません。
2月24日に侵攻が始まった直後はまだ
取材規制は厳しくなかったのですが、
外出禁止令が出された26日に空気が
ガラッと変わりました。
キエフ市内にロシア側の工作員が潜入して
いると報じられたことで、一気に緊迫感が
高まったのです。
外出禁止令が解除された28日、私が取材
しようと中心地付近を歩いていると、
見回りの軍と治安部隊が乗用車を取り囲み、
大声で何か警告している。
その後、ドライバーを車から引きずり出し、
うつぶせにさせていました。
何事かと驚き、私は反射的にカメラの
シャッターを切ったのですが、これが良く
なかった。
私に気付いた軍と治安部隊が、突然こちら
を向き発砲してきたのです。
威嚇射撃でしょうが、私はそのまま地面
に突っ伏すしかなかった。
後ろ手に手錠をかけられ拘束されると、
道路脇に連れて行かれ事情聴取です。
ノートに書いてある電話番号を「これは誰だ」
と一つ一つ確認されました。
30~40分で解放されましたが、ロシア側の
スパイとのつながりを疑われたのかもしれ
ません。
また、今月1日に市民が避難する
地下鉄駅シェルターを取材しようとした際は、
入り口に立つ警察官に「メディア ノー」と
制止された。
相手は真顔でカラシニコフ銃をこちらに向け
ていた。
私は過去にも戦場で取材した経験があります
が、さすがにこれは危ないと思い、引き下が
らざるを得なかった。
現場の空気が一瞬で変わるのは戦地取材の
常ですが、キエフはどうなってしまうのか。
何より、残された市民が心配です。
【転載終了】
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ロシア人は戦後処理(国際社会含め)
ウクライナに居座る限り数十年に渡り
することになるでしょう。
そして、パラリンピックでのロシア
の参加禁止、スケート連盟は無期限の
ロシア選手の出場禁止。
他の競技も同様の処置をとる可能性も。
ロシアは今後、国際的なイベントの
参加を許されないことになるかも。
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