ウクライナ侵攻で露呈「安倍政権の対露外交」の大き過ぎる罪
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【転載開始】
■ウクライナ侵攻で露呈
「安倍政権の対露外交」の大き過ぎる罪
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ロシアのウクライナ侵攻は「寸止め回避」
が大方の見方だった。
が、2月24日朝、ロシア軍の砲撃で戦争が
始まった。
おびただしい数の兵士、戦車、戦闘機、
ヘリコプター、装甲車がウクライナ国境を
超えた。
ロシアの蛮行は決して許されない。
この「酷い戦争」を始めたプーチン大統領
と安倍晋三元首相は、「ウラジーミル」
「シンゾー」と呼び合う親密な仲であった。
■「シンゾー」への期待は裏切られた
安倍元首相は自身の政権下でなんと11回
訪露し、プーチン大統領とは計27回の
首脳会談を行っている。
「ロシアがウクライナ国境に軍隊を集結
させていた昨年末から、安倍元首相に対し、
この緊張時に政治的役割を果たすべきとい
う期待がありました。が、なにもできなか
った。やったことといえば、自身の派閥会
合で、『岸田首相がプーチン大統領と会談
することになる。日本の立場を説明し、こ
の事態が平和裏に解決される努力をしなけ
ればならない』と、他人事のように注文す
るだけでした」(安倍周辺議員)
「いまの俺は首相という立場ではないの
だから関係ないね」といわんばかりの対応
に、党内でも失望が広がった。
政権を去ったあとも、世界平和に尽くす
ため外交特使として老骨にむち打った
カーター元米大統領らとはほど遠い、日本
の「有力政治家」の実情だ。
しかも、この安倍発言があった時点で、
日露首脳電話会談はまだ「調整中」だった。
つまり、公表前の「外交機密」を漏洩して
しまった安倍元首相。顰蹙を買ったのはい
うまでもない。
自民党重鎮が、重い口を開いた。
「安倍元首相は、北方領土返還交渉にとも
なう平和条約の締結を目指していた。その
ために、アベノミクスを駆使した経済協力
で、せめて2島でも返還を成し遂げようと
いう思いだったろう。安倍は『東方経済
フォーラム』に参加することになったが、
その『成果』は北方4島での『イチゴ栽培』
。安倍は、プーチンに踊らされただけなん
です」
したたかなプーチン外交にいいように振り
回された日本。
つまり、ロシアのウクライナ侵攻に対し安倍
元首相が「外交カード」として影響を発揮で
きるなど望むべくもない。
「外務省も岸田文雄首相もそれがわかって
いる。だから『安倍を特使としてモスクワに
派遣』など微塵も考えていない」
と重鎮議員は付け加えた。
◆表舞台に戻りたい・・・
すでに「過去の政治家」である安倍元首相
なのに、なぜ「再々登板」の声が根強く聞こ
えるのだろうか。
岸田首相に対してマウントをとるような政治
的発言の理由は何なのか。
「党内最大派閥95人を擁する安倍派をさら
に拡充し影響力を保持しようとしているのは、
2年後の総裁選に向けた動き。安倍元首相は
政治の表舞台への復帰を狙っているんです。
二階派を退会した片山さつき議員の安倍派入
りも見込まれている。さらに、菅義偉前首相
に派閥の立ち上げを促して、安倍・菅連合で
岸田政権に対抗しようというのが安倍の計画
です」(自民党幹事長経験者)
「第五次」安倍内閣狙いなのか、キング
メーカー狙いなのかはわからない。
しかし、多数をもって自民党のイニシアチブ
を握り、次期政権に影響力を行使したい、
というのが安倍元首相の願望であることは
明らかだ。
これは言い換えれば、そうでもしないと
「政治の表舞台に返り咲くチャンス」はない
ということだろう。
◆菅義偉前首相の「恨みは忘れない」
安倍政治の頼みの綱と目される「菅派」。
しかし、
「俺は、派閥の弊害を言い続けて無所属と
なったんだから『菅派』など立ち上げるわけ
ないだろう。あくまで勉強会。それでもマス
コミは菅派というだろうが、派閥を立ち上げ
たなら、派閥を否定しながら派閥化した石破
茂と同じ誹りをうけるよ」
菅元首相本人は、周囲にこう漏らしている。
「昨年の総裁選、本当は出るつもりだった
んだよ」
しかし、菅の出馬は阻まれた。
菅は、安倍が菅政権を見捨てたことを忘れて
いない。
安倍元首相の政治的野心はとどまるところ
を知らない。
しかし、思いとは裏腹に安倍の求心力は
岸田政権樹立とともにますます衰退している
ようだ。
「アベノミクスというとんでもない経済政
策で日本経済はぼろぼろになった。総裁選で
推した高市早苗政調会長を安倍派に戻すこと
すら、派内の反発にあって容易ではない。
高市が安倍派に復帰すれば、安倍派は割れる
可能性もあります」(清和会関係者)
ロシアのウクライナ侵攻は民主主義圏の
リーダーたちの力不足をまざまざと見せつけ
た。
なかでも日本は、安倍政権時代の負の歴史が
大きなダメージとなっている。
世界の歴史の転換期に、日本の政治の有り様
にも大きな波紋が押し寄せている。
取材・文:岩城周太郎
【転載終了】
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>2年後の総裁選に向けた動き。安倍
元首相は政治の表舞台への復帰を狙っ
ているんです。
>「第五次」安倍内閣狙いなのか、
キングメーカー狙いなのかはわからな
い。
日本がオワコンになってしまいます。
二度も政権を放り出した人物では。
長くやってる割には国益に叶う功績
のない人物が、ここまでしつこく出た
がるのも珍しいですよね。
まあ、空気が読めないのでしょう。
折角、ネトウヨが静かになったのだか
ら、もう出てくるなと言いたいですね。
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