維新の「核兵器共有」主張に批判殺到・・・

LITERA


【転載開始】


■維新の「核兵器共有」主張に批判殺到・・・

 一方で松井代表は鈴木宗男の

 「ロシアよりウクライナに責任」論を

 擁護、維新はプーチンの味方か

 2022.03.05

 ※カットできる部分がなく、長文です。


 またぞろ下劣な火事場泥棒が現れた。

ロシアによるウクライナ侵略に乗じ、

安倍晋三・元首相が声高に叫び始めた

「核共有」論だが、これを党勢拡大の材料

にしようと、さっそく日本維新の会が動き

出したからだ。


 維新代表の松井一郎・大阪市長は

2月28日、核共有について

「議論するのは当然だ」と述べ、

「非核三原則は戦後80年弱の価値観だが、

核を持っている国が戦争を仕掛けている。

昭和の価値観のまま令和も行くのか」など

と発言。

3月2日にも「昭和の価値観を改める必要が

ある」と言い、維新は核共有や非核三原則

の見直し議論を政府に求める提言をまとめ

た。


 これを受けて、日本原水爆被害者団体

協議会(日本被団協)の代表委員であり

被爆者である田中重光氏は「心の底から

怒りがわいている。維新の言っているこ

とが広がれば、すべての国が核を持つ。

そのときは人類の滅亡だ」と批判。

日本被団協は「国民を核戦争に導き、命

を奪い国土を廃虚と化す危険な提言だ」

として撤回を求めた。


 あまりにも当然の批判であり、維新も

3日に政府に提出した提言から非核三原則

の見直しをするべきとする文言を削除。

だが、それでも松井代表は「核を保有して

いる国が力による現状変更を試みたという

事実を目の前にして、(核共有や非核三原

則の見直しについて)議論もするなという

のは違うと思う。そのままやり過ごすのは

無責任だ」などと述べたのだ。


 バカも休み休みに言え、という話だろう。

今回のウクライナ侵略で露呈したのは、核

が侵略者によって一方的な恫喝に使われれ

ば抑止力にはならないという

「核抑止論の限界」だ。

それを、過去に隣国を侵略した日本が核共有

するなど核軍拡を進めれば、それこそ核攻撃

を受ける口実を与えることになるだろう。

だいたい、欧州の核共有は核拡散防止条約

(NPT)発効前からのものであり、日本の

核共有は非核三原則だけではなくNPTや

原子力基本法に違反する可能性があるのだ。


 しかも、松井代表の「非核三原則は昭和

の価値観」発言に対しては、被爆者団体か

らだけではなく、安全保障の専門家からも

批判が飛び出している。


■安全保障の専門家らも

 「核持ち込みにメリットはない」

 「むしろ危険なだけ」と指摘


 たとえば、アメリカの政策研究機関・

ハドソン研究所の研究員である村野将氏

は、松井代表の発言を伝えたニュース

記事を引用した上で、

〈非核三原則が昭和の価値観なら、

NATOの核共有は冷戦の価値観。かつ

ては有用だったが、今は軍事的価値が

なくなり、核同盟としての政治的象徴

だけが残っている。つまるところ、核

使用に関するもっと深い協議枠組みが

必要なだけであって、核が日本国内の

地上施設にある合理性はない(という

かむしろ危険)〉

〈今更、核持ち込みを認めてもメリット

は特にありません〉と投稿。


 また、国際政治学者である神保謙・

慶應義塾大学総合政策学部教授も

〈核共有(シェアリング)を情緒的な

半核武装論として議論するのは日本の

抑止力を低下させる〉とし、

〈核共有論者の根拠は、核共有によっ

て日本が半独自の懲罰的抑止力を持ち、

また核の存在によって敵国の攻撃コス

トを高め、米国による拡大抑止の効果

を高める、と想像。

ただ核共有の核兵器は米管理下にあり、

二重鍵のマスター鍵は常に米国が持つ。

日本独自の抑止力という目的は排除し

て考える必要がある〉と指摘。

〈核共有の議論を見据える前に考える

べきは、日米の核拡大抑止の信頼性を

十分に高める努力をすることだ〉と

警鐘を鳴らした。


 さらに、日朝首脳会談を実現させた

立役者として知られる田中均・元外務

審議官は、

〈敵基地攻撃能力や核シェアリングに

ついてそもそも「タブー」など無い。

既に議論は行われ、ミサイル防衛シス

テム導入や米国拡大核抑止の強化に

繋がってきた。台湾有事可能性やウク

ライナ危機を前に、本来議論すべきは

安保環境を改善する外交の在り方。

反中、反韓、反ロ、反北朝鮮だけで良い

わけがない〉と投稿している。


 ようするに、松井市長は核共有や

非核三原則の見直しについて議論しな

いことを「無責任だ」などと叫んでい

るが、安全保障の専門家から見れば、

現実的には何の意味もない、もはや

議論にも値しないものなのだ。


 そういう意味では、岸田文雄首相が

核共有論を否定したのはごく当たり前

の話なのだが、松井代表や維新の連中

は、参院選を控えて、こうした恥も

外聞もない非現実的なお花畑的核武装

論を展開することでネトウヨ層の歓心

を買おうと必死になっているのである。

まさしく戦争を利用した火事場泥棒で

はないか。


■核武装論の一方で、所属議員・

 鈴木宗男のロシア擁護、ウクライナ

 批判をかばう松井市長


 しかも、松井代表や維新の連中が下劣

なのは、かたや「ロシアの味方」のよう

な振る舞いをおこなっていることだ。


 たとえば、ロシアのウクライナ侵略に

対して日本共産党の志位和夫委員長が

〈仮にプーチン氏のようなリーダーが選ば

れても、他国への侵略ができないように

するための条項が、憲法9条〉と投稿した

ことにウザ絡みした挙げ句、松井代表は

2月25日の会見で「共産はまた9条でどう

のこうの言ってるけど、あの人たちは

ロシアの味方なんかなと思う」などと発言

した。


 しかし、実際は「ロシアの味方」をして

いるのは維新のほうだ。

そのひとつが、維新所属の鈴木宗男・

参院議員のロシア擁護、ウクライナ批判を

庇いつづけていることだろう。


 鈴木議員は自身のブログで

「ゼレンスキーが大統領になってからミン

スク合意、停戦合意を履行しなかったこと

が今日の事態を招いている」などと主張し、

国会質疑でも明らかに“ロシア寄り”の発言

を繰り返した。


 こうした鈴木宗男議員の発信には、

ウクライナのセルギー・コルスンスキー

駐日大使が

〈なんという恥知らず、吐き気がする!〉

(What a shame, disgusting!)

〈ムネオ・スズキ、よく眠れてるか?〉

(Muneo Suzuki, do you sleep well?)

と名指しで批判する騒ぎとなっていたが、

さらにここにきて、林芳正外相に対する

面会要請が約1カ月も放置されていた問題

について、コルスンスキー駐日大使は

〈(自分と)会いたくなかったのは副大臣

の鈴木さんだ〉

(It is his deputy Ms.Suzuki who did

not want to meet)と投稿(現在は削除)。

つまり、鈴木宗男議員の長女で外務副大臣

である自民党の鈴木貴子・衆院議員が面会

を止めていた、というのだ。


 この駐日ウクライナ大使の投稿について、

鈴木貴子・外務副大臣は事実無根だと主張

しているが、いずれにしても、問題なのは

松井代表の態度だ。

前述した鈴木宗男のブログでの主張を

コルスンスキー駐日大使が批判したあとも、

松井代表は「鈴木さんはすれ違いを指摘し

ただけ」と擁護。

記者から「代表から注意しないのか」と

訊かれても、「表現の仕方まずかったけど、

それでいちいち全部、党のメンバーに表現

をすべて僕が指摘して直させるっていうの

も違う」などと語り、事実上、容認したの

だ。


 ロシアが国際秩序を破壊して侵略をおこ

ない、戦禍で多くのウクライナ市民が犠牲

となるなかで、「ウクライナに非がある」

と主張する所属議員を擁護する──。

「ロシアの味方」と呼ぶべきは、明らかに

維新ではないか。


 そういえば、“維新の生みの親”である

橋下徹も、プーチンに反対の声をあげる

人々を「クソの役にも立たない」

「言いたいことを言いたいならウクライナ

に行って戦え」などと矮小化した挙げ句、

「NATOが政治的妥結すべき」とプーチン

に屈服しろと言わんばかりの主張を繰り

広げており、本サイトでは、こうした言動

の背景には、権力や弾圧で国民を従わせ、

軍事力で他国を屈服させようとするプーチン

のような独裁的な政治家、絶対的強者に対

する憧憬があるのではないか、と指摘した。


 しかし、今回の松井代表の非核三原則

見直し主張や鈴木宗男擁護を見ていると、

こうした姿勢は橋下氏だけでなく、

松井代表や吉村洋文・大阪府知事など、

維新の政治家に共通するものだ。

維新という政党全体にプーチン的な独裁者

志向が浸透していると言っても過言ではな

いだろう。

彼らが大事なのは、自分たちの権力拡大と

政治的野望の達成だけ、そのためには、

民主主義や法の支配を踏みにじることも

平気だし、市民の安全や命など虫けら同然

にしか考えていない──。


 実際、大阪万博やカジノに巨額の予算を

投入しながら、医療や保健所をケチり、

コロナ患者が次々と亡くなっている状況は、

まさに強権・独裁的な政治の弊害以外の

何物でもない。


 しかも、全国で最悪のコロナ死亡者数を

記録しても、自治体の責任者である松井

市長はろくな対策も打たず、ロシアの侵略

に乗じて“非核三原則を見直せ”などという

お花畑国防論をわめいている。

最悪の政治集団と言うしかない。

(編集部)


【転載終了】

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 日本には、原発が52基以上あります。

 今回のウクライナ侵攻でも、ロシアは

躊躇なく原発を攻撃しています。

万一核攻撃を受けたら日本は人が住めな

くなりますし、被曝した国民を受け入れ

る国などありません。


 あまりにも安倍以下、維新などの議員

の”へちま頭”の短落的な考え方に愕然と

します。

維新の支持率が落ちていると聞きますが、

支持者が維新の正体が分かってきたので

しょうか?


 ところで、維新も鈴木宗男・貴子親子

も安倍に通じているような節があります

ね。


 考え方が短絡的なところなどそっくり

です。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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