プーチン政権を支えるロシア大富豪「オリガルヒ」続々国外脱出・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■プーチン政権を支えるロシア大富豪

 「オリガルヒ」続々国外脱出・・・

 離反が戦争を止めるか

 公開日:2022/03/12


 ロシアへの制裁で欧米が力を入れるのが、

「オリガルヒ」と呼ばれる富豪の締め付け

だ。

彼らはソ連崩壊に乗じて石油や金属の国営

企業を手に入れ、プーチン大統領の下で

巨万の富を築いた新興財閥。

元KGBなど、プーチン大統領と関係が深い

“仲間”たちで、財力でプーチン独裁体制を

支える代わりに、既得権益を拡大してきた。


■個人資産凍結に悲鳴


 プーチン大統領の最も古い側近とされる

オリガルヒのアリシェル・ウスマノフ氏の

資産は約2兆円とされる。

ウスマノフ氏が所有するヨットの価格は

約850億円だという。

ドイツのハンブルク港に泊められていた

このヨットは、2日にドイツ当局が押収し

た。


 欧米はプーチン大統領と関係の深い

オリガルヒを狙い撃ちにし、個人資産凍結

やビザの発行停止で兵糧攻めにする方針だ。


 オリガルヒの資産の多くは国外にある。

それらを保全するためなのか、

プーチン大統領がウクライナ侵攻を開始し

た2月24日以降、オリガルヒのロシア脱出

が急増。

世界の航空機運航状況が分かる

「フライトレーダー24」によると、侵攻

翌日の25日に60機の小型ジェット機が

ロシアから飛び立った。

出入国が制限される前に、現金や金塊など

の財産を積めるだけ積んだ自家用ジェット

で飛び立ったとみられる。


 米国との間で犯罪人引き渡し条約がない

モルディブにも、オリガルヒの豪華ヨット

が集まってきているという。


 「このままプーチン大統領を支持してい

たら、どんどん制裁が厳しくなる。資産を

失うことを恐れたオリガルヒはプーチン

大統領に見切りをつけ、海外逃亡している

のでしょう。数少ない仲間も離反し始めた

ことで、ロシア国内の声でプーチン大統領

の狂気を止めることができるかもしれない

期待が持てます。プーチン大統領が戦争を

続けるには、オリガルヒの資金が頼りです。

戦争が長期化すればプーチン大統領は追い

込まれていくでしょう」

(経済評論家・斎藤満氏)


■やっぱり「最後は金目」・・・なのか


 公然と戦争反対を言い出すオリガルヒも

出てきた。

「アルミ王」と呼ばれる

オレグ・デリパスカ氏は、SNSに

「戦争を終わらせるための話し合いを開始

すべきだ」などと書き込んだ。

ロシア有数の金融機関「アルファ銀行」

会長のミハイル・フリードマン氏も、

社員宛ての文書で自分の両親は

ウクライナ市民だと明かし、

「紛争は両方にとって悲劇」

「流血を終わらせるべきだ」と訴えた。


 プーチン批判がタブーのオリガルヒを

変えるほど、経済制裁は効き始めている。

ロシア富豪も「最後は金目」ということか。


【転載終了】

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 これで、軍が総攻撃の前にクーデター

を起こせば戦争は止まりますね。

総攻撃してしまったら、ロシアへの制裁

はさらに厳しいものになりそうです。


 今後は、消耗戦に突入することになる

でしょう。


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