ロシア国民の不満は爆発寸前・・・ヤマ場の1週間

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■プーチンは停戦に動くか最後の攻勢か?

 ロシア国民の不満は爆発寸前・・・ヤマ場

 の1週間

 公開日:2022/03/15


 14日、ロシアとウクライナの4回目の

停戦交渉がオンラインで行われた。

ここへ来て、停戦に近づいているとの

臆測も浮上。

早速、マーケットは好感し、“リスクオン”

の方向に動いている。

近く、停戦は実現するのか。


 ◇  ◇  ◇


 2月24日のウクライナ侵攻後、安全資産

とされる米国債が買われ、10年モノの金利

は1.7%台まで下落していたが、2%台を

回復。

130ドルを突破していたWTI原油先物価格

も100ドル強と落ち着いている。


 「近く何らかの形で停戦へ向かうとの

臆測が広がり、マーケットはリスクオフ

からオンに転じています。戦争が長期化

し、両国とも疲弊し、そう長くは続けら

れないとみているからです」

(兜町関係者)


 ロシアにもウクライナにも、一刻も早く

停戦したい事情もある。


 「ニューズウィーク日本版」によると、

キエフのクリチコ市長は、食料などの備蓄

があと2週間ほどしか持たないと明かした

という。


■経済制裁で迫る“ハイパーインフレ”


 ロシア経済も瀕死の状態だ。

国際銀行間通信協会(SWIFT)は12日、

ロシアの銀行7行を決済ネットワークから

排除した。

ロシアの外貨獲得には大きな打撃だ。


 SWIFTから排除され、ロシアが

デフォルト(債務不履行)に陥るリスク

も高まっている。

16日期日のドル建て国債1億1700万ドル

(約138億円)を皮切りに次々と支払期限

がやってくる。

外貨払いは難しく、デフォルトは時間の

問題とみられている。


 ビザなどのカード会社が次々と撤退し、

ロシア国内でクレジットカードも使えなく

なっている。

ルーブル紙幣の増刷と輸入品などのモノ

不足が同時進行し、“ハイパーインフレ”が

迫りつつあるのだ。


 「地方はしばらくの間、自給自足で何と

かなるでしょう。しかし、モスクワやサン

クトペテルブルクといった都市部はそうは

いかない。クレジットカードの生活にも

慣れ、輸入品への依存度も高い。日々の

暮らしが目に見えて苦しくなれば、都会の

ロシア人はプーチン大統領への批判を強め

るはずです」

(経済担当記者)


 ロシアはいつまで軍事攻撃を続けるつも

りなのか。


 軍事ジャーナリストの前田哲男氏が言う。

「ロシアは短期決戦をもくろんでいました

が、長期化し、行き詰まってしまっている。

経済制裁の効果も出始め、国民からの不満

が大きくなる可能性もある。いつまでも

武力攻撃を続けられるわけではありません。

ロシアが、向こう1週間のうちに、打開で

きる方向で動くことも十分考えられます」


 はたしてプーチン大統領は停戦に動くの

か。

停戦に向かうとしても、“停戦交渉”を有利

に進めるため、ロシア軍が最後に攻勢を

強める恐れがある。

今週がヤマ場になるのか。


【転載終了】

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 早期に停戦しないと、経済制裁も

長期化して、ロシア経済が破綻して

しまいますね。


 たとえ、ウクライナを占領したと

しても、復興にはお金がかかります。

ロシアには、破壊した責任がありま

すから。


 ウクライナ側は、同胞がいる

ロシアへの攻撃はしていないよう

ですね?


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