習近平、幻の「秋に台湾侵攻」計画・・・

News Weak


【転載開始】


■習近平、幻の「秋に台湾侵攻」計画・・・

 ウクライナ戦争で白紙に(ロシア内部文書)

 China Planned Taiwan Invasion in Fall,

 Alleged Russian Intel Leak Claims

 2022年3月18日


 <ロシアの諜報機関「連邦保安局」の

アナリストによる内部告発だとされる

情報だが、台湾の情報機関の分析とは

内容が大幅に異なり真偽は定かではない>


 「中国の習近平国家主席がこの秋、台湾

を併合する計画を立てていた」とする文書

がインターネット上で公開され、注目を

集めている。ロシアの諜報機関が書いたも

のだとされているが、台湾の外交官はこの

文書について、本物かどうかは確認できて

いないと語った。


 台湾の呉釗燮(ジョセフ・ウー)外交部長

は3月16日に記者団に対して、

「中国が台湾を攻撃するのかどうか、いつ

攻撃するのかといった情報に関係なく、

我々としては常に防衛の備えをしておかな

ければならない」と語った。


 呉外交部長は立法院で開かれた外交・

国防委員会での答弁の中で、ロシアの

諜報機関である連邦保安局(FSB)の

アナリスト(実名は明かさず「変革の風」

と名乗っている)が書いたとされる問題

の文書について、報道があることは認識

していると発言。

文書が本物かどうか、個人的に確認する

ことはできなかったが、台湾の諜報機関

が詳しく調べているところだと述べた。


 問題の文書は、ロシア人の人権派弁護士

であるウラジーミル・オセチキンが公開

した、複数の文書のうちの1つだ。

オセチキンは現在フランスで暮らしており、

ロシアの腐敗を告発するサイト

「グラグ・ネット」を運営している。

2021年には、ロシアの刑務所で起きた

虐待行為を撮影したとする1000本以上

の動画を、同サイト上で公開した。


 オセチキンは、ロシアがウクライナ

侵攻を開始してからこれまでに、

合わせて7通の文書を入手したとしている。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の

計画については、FSBでも事前に知って

いた者はごくわずかだったようで、

そこにはFSB内部の「恐怖と混乱」が詳細

につづられている。


■ロシアのウクライナ侵攻で中国が窮地に


 調査報道サイト「ベリングキャット」の

クリスト・グロゼフ事務局長は3月に

入ってから、問題の文書についてFSBの

複数の情報源に確認したことを明かして

いる。

それによれば、彼らは文書を書いた

内部告発者について、本物のFSB職員だと

いう見方を示したということだ。


 内部告発者は、オセチキンに送った

3月9日付の4通目の文書の中で、

ロシア政府が中国政府を難しい立場に追い

やっているとの分析を示した。

プーチンのウクライナ侵攻を受けて

西側諸国が結束した結果、ロシアが国際社会

の「のけ者」になっており、中国がロシア

に支援を提供することも難しくなっている

ためだ。


 内部告発者は、

「ロシアはウクライナに侵攻したことで、

多くの国から悪いイメージを持たれている。

中国がロシアの制裁逃れを手助けするリスク

があると見れば、アメリカは少なくとも

ヨーロッパ諸国と協調して、中国に対する

制裁を強化する可能性がある」と指摘し、

さらにこう続けている。「中国は輸出に大き

く依存しているし、(資源など)コモディ

ティ価格から大きな影響を受ける。それを

考えると、制裁強化は中国に壊滅的な打撃

をもたらすことになるだろう」


 内部告発者は、さらにこう続けている。

「習近平はこの秋に台湾を占領することを、

少なくとも検討はしていた。彼は、中国

共産党内の権力闘争に勝ち抜いて3期目

続投を実現するため、自らの「小さな勝利」

を必要としているからだ。だが今回のウク

ライナでの戦闘勃発によって、その絶好の

チャンスが失われた。そしてアメリカには、

習近平を脅し、また彼の政敵たちと好条件

で交渉を行うチャンスがもたらされた」


 そしてこの内部告発者は、ロシア政府の

行動が中国を窮地に陥れ、指導部が台湾

侵攻計画を断念せざるを得ない状況に追い

込んだと結論づけた。


 本誌はこのFSBの文書が本物かどうか

確認することができなかった。

だが(ここに書かれている)中国の計画に

ついての情報が、台湾の諜報機関の情報と

異なることは、注目に値する。


■台湾の独自分析とは異なる内容


 ロシア軍がウクライナとの国境地帯で

の兵力増強を始める前の2021年10月、

台湾情報機関のトップである陳明通は、

立法院での答弁の中で、中国による台湾

攻撃について、蔡英文総統の任期中には

起こり得ないという見方を示していた。

蔡英文の任期は2024年5月までだ。


 中国が秋に水陸両用作戦によって台湾に

侵攻するという説も、軍事的に従来の考え方

と相反するものだ。

夏の始まりから少なくとも9月にかけて、

台湾海峡は(台風が多発するなど)気候条件

が良くないためだ。


 習近平が3期目就任を狙う中国共産党の

第20回党大会は、秋に開催が予定されて

おり、10月か11月に始まる見通しだ。


【転載終了】

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 いま、世界からソッポを向かれたら、

一帯一路は棚上げになりますからね。


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