ロシア軍、住宅地に新型爆弾
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【キエフ発】ロシア軍、住宅地に新型爆弾
2022年3月19日
アパートの壁は丸ごと吹き飛ばされた。
悲嘆にくれる住民。=18日、キエフ市
撮影:田中龍作=
連日、ロシア軍陣地の方角から砲撃があり、
キエフの住宅地が破壊されている。
18日の爆撃は格段の破壊力で、ウクライナ軍
にも衝撃を与えた。
この日午前8時頃、首都中枢から直線距離に
して7㎞の場所にある住宅地に爆撃があった。
6棟が全半壊した。
5~6階建てのアパートは、立っていることは
立っているが、壁は落ち、全世帯の窓ガラス
は粉々に砕けた。
警察の発表によると死者1人、負傷者19名。
死傷者が少ないのは、住民が地下シェルター
で夜を過ごしているためだ。
田中は着弾地点に出来たクレーターが小さい
のに驚いた。
目測だが、直径3~4m、深さ2m弱しかない。
通常ミサイルの場合、直径10m以上、
深さ5m以上の大きなクレーターができる。
ロシア軍は一体どんな兵器を使ったのだろう
か。
たった1発でしかも建物には直接命中せず、
爆風だけでアパート6棟を全半壊させるのだ。
爆風の凄まじさは想像を絶する。
新型爆弾なのか。
この日、田中は軍の基地を訪ねることに
なっており、アポもしっかり取れていたが、
今回の爆撃によりキャンセルとなった。
廃墟から家財道具を運び出す住民。
=18日、キエフ市 撮影:田中龍作=
アリョーナさん(55歳)一家は、5階の
角部屋に住んでいた。
アパートの壁が吹き飛ばされたため、
アリョーナさん宅は剝き出し状態だ。
アリョーナさんはこのアパートで生まれ
育った―
「私の人生のすべて(55年)をここで過ご
した。どこに帰ればいいのか。私たち一家
はホームレスだ。恐ろしくて怯えている」。
アリョーナさんは目に涙をためながら声を
震わせた。
アパートから20m北に幼稚園、西に小学校
があり、両施設とも窓ガラスが割れるなどの
被害が出た。
戦争は大量のホームレスを生む。
寒空の下、どこで過ごせというのか。
着弾地点のクレーターの小ささに我が目
を疑った。=18日、キエフ市
撮影:田中龍作=
【転載終了】
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復興が大変ですよね。
まだまだ、終戦後も世界からの支援
が必要ですね。
ロシア制裁で、中国が秋に台湾への
侵攻計画があったが断念したという
情報もありましたね。
事実とすれば、強力な経済制裁が効を
奏したという事ですかね。
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