プーチン大統領が“偽旗作戦”に着手 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■プーチン大統領が“偽旗作戦”に着手
イラ立ちMAXで禁断兵器使用の
「レッドライン」越え秒読み
公開日:2022/03/22
「とても深刻な一歩となる。米国は
軽く受け止めない」──。
20日の米CBSテレビに出演した
オースティン米国防長官は、ロシアが
生物・化学兵器を使用した場合の対応
について、そう強調した。
ウクライナとの戦争が長期化し、戦局
の停滞にいら立つプーチン大統領が
大量破壊兵器使用という「レッドライン」
(越えてはいけない一線)を越える
可能性が増している。
◇ ◇ ◇
■不気味!
核搭載可能の極超音速ミサイル攻撃
ロシア軍は民間人への無差別攻撃など
なりふり構わず、攻勢を強めているが、
膠着状態が続く。
ロシア軍の武器・弾薬も不足気味だ。
戦略の見直しが迫られる中、19日と20日、
極超音速ミサイル「キンジャル」で
ウクライナの軍関連施設を攻撃したと
発表。
実戦で初めての使用だ。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏が
言う。
「キンジャルは音速の5倍の速さで飛び
ます。現状のウクライナの防空システムで
迎撃するのはほぼ不可能で、大きな脅威と
なり得ます。また、核弾頭や生物・化学
兵器を搭載できるキンジャルを発射する
ことで、大量破壊兵器の使用をにおわす
意図もあるのでしょう。この先、戦局打開
のため、ロシアが生物・化学兵器を使うこ
とは十分考えられます。ロシア軍は、ウク
ライナの攻撃にみせかけて生物・化学兵器
を使用する“偽旗作戦”を着々と進めていま
す」
■戦局打開へカウントダウン
ウクライナ侵攻後、ロシアは
「ウクライナが米国の支援の下、生物・
化学兵器を開発している」と繰り返し主張。
米国は「偽情報」と反論してきたが、
ここへ来て、ロシアは訴えを強めている。
18日の国連安保理で、ロシアの
ネベンジャ国連大使はウクライナで得た
とする「証拠」を15分以上にわたり並べ
立て、自説を裏づけるとする69ページ分
もの資料を提出。
翌19日、プーチン大統領はルクセンブルク
のベッテル首相との電話会談で、
「ウクライナが生物・化学兵器を使用する
疑いがあり、容認できない」と改めてクギ
を刺した。
同日、ロシア軍を指揮する国家防衛管理
センター長、ミジンツェフ上級大将は
「ウクライナ軍は、東部スムイ州の化学
工場のアンモニアと塩素の貯蔵庫に爆薬
を仕掛け、南部ミコライフ州の学校にも
有毒化学物質が入った容器が運び込まれ
た。ロシア軍が進入した際に爆発させ、
ロシア軍の仕業にしようとしている」と
主張。
まるで目撃したかのように場所や薬品名
まで具体的に示したのだ。
「ウクライナが仕掛けているとするロシ
アの主張は嘘でしょう。場所などを具体的
に示すことで、生物・化学兵器が爆発した
際の『言い訳』ができる環境を整える狙い
がうかがえます。ロシアが大量破壊兵器を
使用する方向へ一歩進んだと言えます」
(世良光弘氏)
2011年から始まったシリア内戦でアサド
政権はサリンなどの化学兵器を使用。
ロシアが化学兵器を送ったとの情報もある。
大量破壊兵器が使われる前に何とか停戦
に持ち込めないものか。
【転載終了】
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ロシアは、占領するまでやめる
つもりはないでしょうね。
ウクライナは、国を守るという
思いが強いので、粘るでしょうね。
ロシアは、たとえ勝ったとして
も、長期に渡り経済制裁を受ける
ので厳しい状況が続くでしょう。
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