ユニクロ「ウクライナ迷走」に財界失笑 ・・・
政官財スキャニング
【転載開始】
■ユニクロ「ウクライナ迷走」に財界失笑
名経営者はなぜすぐ判断できなかった?
公開日:2022/03/23
官界通(以下=官) ロシアのウクライナ
侵攻で、世界の名だたる企業がロシアでの
事業を停止・撤退しているが、日本企業も
かなり同調しているな。
政界通(同=政) 今回の対応は珍しく速く、
欧米企業に見劣らない。
岸田文雄首相も3月2日に、ウクライナから
の避難民を日本も受け入れると表明した。
派手な言動のない首相だが、G7の他の首脳
に劣らない即応だった。
そんななか、ユニクロの「迷走」には驚い
た。
財界通(同=財) 同感だ。
ユニクロを展開するファーストリテイリング
の柳井正会長兼社長(73)が、日本経済新聞
の取材に「戦争は、絶対にいけない」としな
がら、ロシアに持つ50店について「衣服は
生活の必需品。ロシアの人々も、同様に生活
する権利がある」と主張し、事業の継続を
言明した。
政 記事を読んだとき、妙な理屈だなと
思った。
衣服は必需品でも、ユニクロ製である必要は
ない。
官 そうだ。
記事が出たのが3月7日。
世論の批判が噴き出し、株価が急落。
あわてて3日後にロシア事業の一時停止を表明
したが、何で名経営者のひとりに挙げられて
きた柳井氏が、すぐに適切な判断をしなかった
のかね。
財 財界の重鎮は「経験不足だね」と失笑して
いた。
ある大企業経営者も
「海外展開をしている企業が内乱やクーデター
に直面すれば、いや応なしにビジネスを止める。
でも、米国のイラク戦争のような場合、戦地に
なっていない米国では事業を続けた。今回は
後者に似ているが、国際法違反とか人道的な
側面をどう判断すべきかが重要だった」と、
首をかしげた。
官 トヨタ自動車は3月3日に「広く公正な視野」
を理由に工場の稼働を止めている。
ユニクロが方針を一転させるまでにも、資生堂
が停戦と安全の確保を強く希望してロシア向け
化粧品などの出荷などを止め、セイコーエプソン
も輸出を原則停止にしている。
お手本は、いくつもあったぞ。
財 何でもひとりで決めているんだろうな。
これで企業イメージが傷つかないか、心配だ。
(構成=竜孝裕・ジャーナリスト)
【転載終了】
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ユニクロ柳井氏は、ロシアと同じ独裁政権
的経営者ぽいから、判断を誤ったのでしょう
ね。
国民から見れば、他のライバル社が停止し
た隙に”火事場泥棒的”商売で儲けようとした
とみるでしょうね。
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