プーチン大統領「5.9勝利宣言」めがけ大暴走

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■プーチン大統領「5.9勝利宣言」めがけ

 大暴走

 傭兵と地雷で“最終残虐攻撃”の恐れ

 公開日:2022/04/04


 プーチン大統領の暴走が止まらない。

米CNNテレビは2日、米政府当局者の話

として、ロシアが5月上旬までに

ウクライナの東部ドンバス地方などを

制圧し「勝利宣言」を目指していると

報じた。

「宣言」までに戦果を上げたいロシア軍

がなりふり構わず、攻勢を強める恐れが

ある。


  ◇  ◇  ◇


 ロシア軍は首都キーウなど北部主要都市

の制圧に失敗。

何らかの「勝利」を印象付けたい

プーチン大統領が、制圧の可能性がある

東部に重点を移し、目標を設定したとみら

れている。

米当局が傍受で得た情報によると、

期限は対独戦勝記念日の5月9日に定められ

たという。


 東部を早期に制圧したいロシアだが、

自国軍の犠牲者はできるだけ抑えたい。

NATO軍の高官によると、侵攻後1カ月で

ロシア兵の死者は最大1万5000人。

10年間で1万4000人以上の旧ソ連兵が

亡くなったアフガニスタン侵攻に匹敵する。

そこで、使い捨て要員として傭兵を増やし

ている。


 派遣しているのはロシアの民間軍事会社

「ワグネル」だ。

プーチン大統領の料理人と呼ばれる

プリゴジン氏が資金提供している。

ロシア西部に訓練場があり、これまでに

シリアやリビアなど28カ国で活動している。

民間人殺害や拷問などの疑惑が持たれ、

EUは昨年末、拷問や処刑に関与したとして、

ワグネルと創始者のウトキン氏に制裁を科し

ている。


■シリア人傭兵は「月給13万円、死亡保障

 200万円」


 英BBC放送によると、ワグネルは侵攻後

「サーロ(ウクライナの豚料理)を食べた

い人は連絡下さい」と傭兵を募集している

という。

12年目の内戦下のシリアからの応募が中心

だ。

英国のシリア人権監視団によると、シリア

の傭兵の月給は約1000ユーロ(約13万円)。

他に重傷者に7000ユーロ(約90万円)、

死亡者に1万5000ユーロ(約200万円)の

補償があるとされる。

ワグネルの傭兵はシリアやアフリカなど

からウクライナ東部へ転戦し、当初の3倍の

1000人以上が投入される見通しだ。


 軍事ジャーナリストの世良光弘氏が言う。

「ロシア兵には、兄弟国のウクライナへの攻

撃には抵抗があるものですが、傭兵にはその

ような感情はありません。また、正規軍の兵士

ではないため、傭兵の行為についてロシア軍

は責任を負わない立場を取るでしょう。どう

しても傭兵は過激な戦闘行為に走ってしまう。

実際、ワグネルの傭兵はこれまでも残虐な攻撃

を繰り返してきました。今回もその可能性が

高い」


 さらに、深刻なのが地雷だ。

ウクライナ国防省の高官は2日、キーウ州に

ついて「全域が解放された」と宣言したが、

ゼレンスキー大統領は、2日のビデオ演説で

「撤収するロシア軍が民家や残された遺体に

地雷を仕掛けている」と主張。

米メディアによると、実際に撤退後のエリア

で地雷が見つかったという。

転んでもタダでは起きないとはこのことだ。


 「地雷によりウクライナ軍や人々は動きを

封じられ、撤去には莫大な時間とコストがか

かる。また、ウクライナ国民を不安に追いや

り、厭戦気分を高めたい狙いもあると思われ

ます。勝利宣言を目指し、ロシア軍が攻勢に

かけている表れだと言えます」(世良光弘氏)


 これ以上の暴挙は許されない。


【転載終了】

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 正規軍は別としても、傭兵は徹底して

戦争犯罪者として追及すべきですかね。


 ロシアの民間軍事会社「ワグネル」は

正規軍ではないので、会社を徹底的に

国際刑事機構が捜査すべきでしょうね。


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