首都近郊は露軍戦車の墓場になった
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【キーウ発】首都近郊は露軍戦車の
墓場になった
2022年4月8日
マスグレーブが見つかったブチャ。
ロシア軍戦車の残骸が道を埋め尽く
していた。=6日、撮影:田中龍作=
開戦から41日目、4月7日。
「プラハの春」(1968年)。
チェコの民主化をソ連軍戦車のキャタピラー
が蹂躙したモノクロームの映像を思い浮か
べながら、私は準備をしてきた。
ロシア軍戦車は大統領府を押さえるはず
だから、この物陰から撮影して、この道順
でホテルまで走って帰って、
『田中龍作ジャーナル』にアップロード
して・・・気持ちは壮大だった。
ロシア軍の戦車部隊が首都侵攻を目指し
ていたことは間違いない。
ところが、キーウの入り口で ことごとく
ウクライナ軍に撃破されているのである。
いずれも幹線道路沿いで、砲身はキーウ
方向に向いたままだ。
戦車の傍らにロシア軍兵士のブーツが
脱ぎ捨てられていた。
=5日、キーウ近郊 撮影:田中龍作=
戦果をチェックに来たウクライナ軍兵士
に、どの兵器がロシア軍の戦車に対して
有効だったのかを聞いた。
焼け焦げた敵方の戦車をビデオに収めて
いた兵士は「ドローン」
「対戦車ミサイル(Javelin)」「砲撃」
の順で答えた。
ほとんど無傷で「生け捕り」にされた
ロシア軍戦車もある。
その場合、たいがいロシア軍兵士のブーツ
が脱ぎ捨ててある。
捕虜になったのか、逃走したのか。
戦車は上空からの攻撃に弱い。ドローンに
やられたのだろうか。焼け焦げてはいるが
原形は留めていた。
=5日、キーウ近郊 撮影:田中龍作=
ロシア軍戦車部隊は完膚なきまでに叩き
のめされた。
ロシア軍が部隊を立て直して再び首都攻略
を目指したとしても、通常戦で勝利するの
は難しい状況だ。
米国防総省は6日、ウクライナに自爆型
ドローン「スイッチブレード」100機を
提供した、と発表した。
首都周辺から敗走するロシア軍に追い討ち
をかけるに等しい。
焦ったプーチン大統領が大量破壊兵器を使用
したりはしないか。気がかりでしょうがない。
「生け捕り」にされたロシア軍戦車には
夥しい数の砲弾が残されていた。
=5日、キーウ近郊 撮影:田中龍作=
【転載終了】
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ロシアは、相当数の洗車を失った
のでしょう。
「対戦車ミサイル(Javelin)」の
威力が大きいようですね。
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