陸自文書に「反戦デモ」は制圧対象と記述・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■陸自文書に「反戦デモ」は制圧対象と記述
独裁者支配のロシアと変わらない言論封じ込め
公開日:2022/04/08
ロシア国内では厳しい言論統制が続き、
反戦デモに参加した人々が当局に連行
されている。
ウクライナへの侵攻開始以降、拘束され
た人は1万5000人以上に上るという。
プーチン政権の極悪非道を象徴する場面
のひとつとして批判の的になっているが、
他国の市民弾圧に驚いている場合では
ないかもしれない。
陸上自衛隊が2020年2月に実施した
記者向け勉強会で配布した資料で、
「予想される新たな戦いの様相」として、
テロやサイバー攻撃と並んで「反戦デモ」
を例示していたことが発覚。
物議を醸している。
3月30日の衆院外務委員会で共産党の
穀田国対委員長が質問し、明らかになった。
問題になっているのは
「陸上自衛隊の今後の取り組み」と題する
文書で、陸上幕僚監部が作成。
反戦デモやサイバー攻撃が武力攻撃の一歩
手前である「グレーゾーン事態」に当たる
と記述していた。
公文書管理法に基づく行政文書だが、
保存期間内に「誤って」廃棄していたこと
も判明した。
国民に知られたらマズイ文書の存在が
バレたら隠蔽、廃棄。いつもの手口だ。
■安倍政権以降、表現の自由や人権を敵視
6日の会見で、この文書について問われ
た松野官房長官は
「グレーゾーンの事態の例として記述した
ことは、誤解を招く表現であり、その意味
において不適切だった」と話したが、
誤解を招いたことが不適切なのではない。
正当な権利であるデモを制圧対象に想定
すること自体が不適切だ。
「デモが過激化することもあるかもしれ
ませんが、治安維持は本来、警察の役目で
す。60年安保闘争の時も、政府は自衛隊を
出動させなかった。それなのに、自衛隊の
幕僚がデモをグレーゾーンに認定とは、
シビリアンコントロールはどうなっている
のかという話です。もっとも、安倍政権
以降は政府が率先して表現の自由や人権を
敵視し、反政府的な運動を取り締まろうと
するようになった。19年の参院選で、当時
の安倍首相の街頭演説中にヤジを飛ばした
市民が北海道警に力ずくで排除された事案
も根っこは同じです。政府のやることに
反対する国民を弾圧対象とみなし、気に入
らない言論を封じるために警察も自衛隊も
使う。これではプーチンのロシアと変わり
ません」
(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)
これが、ウラジーミルと共に見ていた
「同じ未来」なのか。
【転載終了】
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まず、メディアをコントロール
する事を始めたのは、共産圏独特
のものですが、安倍はこれをやり
ましたね。
民主主義国家においては、かな
り危険人物に当たると思うのです
が、受け入れる国民が日本にも
少なくない事は脅威ですよね。
ただ、受け入れるのは、何も分か
らず支持する国民なのですが。
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