【キーウ発】露軍の戦争犯罪立証へ
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【キーウ発】露軍の戦争犯罪立証へ
ICC・国際刑事裁判所の検事らがブチャ
に入った
2022年4月14日
遺体を詰めたボディバッグの傍らを
「WAR CRIMES Prosecutor(戦争
犯罪調査団)」があわただしく行き
来した。
=13日、ブチャ 撮影:田中龍作=
開戦から47日目、4月13日。
ICC・国際刑事裁判所の
カリム・アフマド・カーン検事率いる
調査団が、ブチャに入った。
聖アンドリュー教会のマスグレーブを
実況検分し、遺族や神父から事情を
聞いた。
フランスの専門家チームが遺体の検分
などにあたる。
調査団はこれから目撃住民、マスグレーブ
を自らの手で掘ったアンドレイ神父、
遺体を回収したレスキュー隊の証言を集め
る。
専門家チームは遺体を法医学鑑定し、
被害者、致命傷などを特定する。
「Aさんは後ろ手にされ頭をロシア軍に
撃ち抜かれた」とする遺族や目撃住民の
証言がこれから出てくるだろう。
後ろ手にされていて頭を撃ちぬかれて
いた遺体がDNA鑑定の結果、Aさんと判明
する。
証言と物的証拠が一致するのである。
こうしたケースは遺体の分だけ出てくるだ
ろう。
マスグレーブをのぞき込むカーン検事
(スキンヘッド)。
=13日、ブチャ 撮影:田中龍作=
田中は実況見分を終えたカーン検事
(英国人)に
「ロシア側はマスグレーブをフェイクだと
言い募っているが」と質問した。
カーン検事は
「遺体を検分し証言と照らし合わせれば、
おのずと明らかになる。法廷が戦争犯罪
を裁くだろう」と答えた。
BBCの記者が「これはジェノサイドか?」
と聞いた。
検事は田中に対してのコメントと同様に
答えた。
田中の取材によるとアンドレイ神父と
目撃住民の話は符合する。
これに遺体という物証が加わり、
自ら現地調査に乗り出したICC・国際刑事
裁判所の検事が訴追する。
ロシア軍の戦争犯罪は立証に向けて大き
く動き出した。
「WAR CRIMES Prosecutor戦争犯罪
調査団」は教会の神父と遺族から事情
を聞いた。
=13日、ブチャ 撮影:田中龍作=
【転載終了】
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逮捕状が発行された場合時効はなく、
国外に出た時点で逮捕されるというこ
とですかね。
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