プーチン大統領が食らう「大粛清」のしっぺ返し
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■プーチン大統領が食らう「大粛清」の
しっぺ返し
FSB職員150人追放措置に“ポストプーチン”
動くか
公開日:2022/04/14
身内の大粛清は政権崩壊の始まりか──。
12日付の英紙タイムズは、ウクライナ侵攻
の難航を受け、プーチン大統領がロシア
情報機関「FSB(連邦保安局)」に所属する
職員約150人を「追放」したと伝えた。
侵攻前に嘘の情報を大統領府に報告した責任
を問われ、ほとんどが解雇。
中には、逮捕された職員もいるという。
追放されたのは、プーチン大統領が
FSB長官在任中に設立された「第5局」の
職員。
ウクライナなど旧ソ連の構成国をロシアの
勢力圏にとどめる役割を担う。
同紙は「侵攻の失敗に対するプーチン大統領
の怒りの表れだ」とし、
「スターリン的な大粛清だ」と報じている。
先月には「第5局」の局長らが不正確な情報
を報告した疑いで「自宅軟禁」されたとの
報道もある。
次々と責任を負わされるFSB関係者は
黙っているのか──。
もともとFSB内には侵攻に懐疑的な見方が
あったとみられる。
3月23日付の同紙はFSBの内部告発情報を
報じた。
ウクライナへの電撃侵攻が失敗し、
FSB内で不満と混乱が発生。
FSB将校は戦争がロシア経済の破滅につな
がるのを知っており、戦争が長期化すれば、
FSBがクーデターを起こすリスクが高まる
としている。
「FSB内でプーチン大統領の責任として
いた戦争の失敗を、自分たちのせいにされ
たわけです。追放された職員はもちろん、
FSB関係者は苦々しく思っているはずです。
近く、ロシア軍はウクライナ東部に大規模
攻撃を仕掛けるようですが、もし、陥落で
きなかった場合、FSB内から“打倒プーチン”
の動きが出てもおかしくありません」
(国際ジャーナリストの春名幹男氏)
■ボルトニコフ長官は動くか
プーチン政権を倒すのは、オリガルヒ
(新興財閥)よりも、
シロビキ(軍、警察、情報機関)に分が
あるという。
「オリガルヒはお金はありますが、
クーデターを遂行する力はない。一方、
シロビキは“暴力装置”を持っている。
FSBのボルトニコフ長官は部下が追放
され、どう思っているのか。“ポスト
プーチン”とも目される同氏が動けば、
プーチン政権崩壊につながる可能性が
あります」(春名幹男氏)
プーチン大統領は大粛清のしっぺ返し
を食らうことになるのか。
【転載終了】
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やはり、内部から崩すしかないで
しょうね。
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