プーチン大統領を支える「オリガルヒ」続々“怪死”の真相
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■すでに7人が消された・・・
プーチン大統領を支える「オリガルヒ」
続々“怪死”の真相
公開日:2022/05/08
■5.9戦勝記念日目前で異変が・・・
5月9日の対独戦勝記念日を目前に
控え、ロシア軍によるウクライナ
南東部への攻撃が激しさを増してい
る。
軍事パレードで掲げる「成果」の
獲得に躍起になっている状況だ。
そんな中、プーチン大統領の周辺で
異変が起きている。
政権を支える新興財閥「オリガルヒ」
が、次々に謎の死を遂げているのだ。
◇ ◇ ◇
ロシアの経済紙RBC(4日付)に
よると、国内で数十店舗を展開する
レストランチェーン
「カラバエフ兄弟の料理店」の共同
創業者、ウラジーミル・リャキシェフ
氏が今月1日、モスクワの自宅マン
ションのベランダで、頭を銃で撃たれ
死亡していたのが見つかった。
発見した妻によると、脇には本人の
猟銃が置いてあった。
不気味なのは、これまでもオリガル
ヒの不審死が相次いでいることだ。
リャキシェフ氏を含め、2月24日の
ウクライナ侵攻開始前から少なくとも
7人が怪死している。
「ロシアの天然ガス独占企業・ガス
プロム子会社のガスプロムバンク元副
社長が4月18日、モスクワ市内の住宅
で妻と娘を射殺した後に自殺したとさ
れています。その翌日、天然ガス大手
ノバテク社の元副会長がスペインの
別荘で妻子と共に死亡しています」
(国際ジャーナリスト)
■“口封じ”で粛清された可能性大
7人全員が自殺したとされているが、
短期間に次々に自殺するのは、さすが
に不自然だ。
プーチンに粛清された可能性が高いの
ではないか。
筑波学院大教授の中村逸郎氏
(ロシア政治)はこう言う。
「これまで亡くなったのは、プーチン
大統領の秘密を知りうる立場の人物が
中心です。“口封じ”のために粛清され
たとみるのが自然でしょう。とくに
ロシアの主要産業であるエネルギー
関連企業の内部で、カネの動きを把握
していた幹部ばかりが死亡している。
プーチン大統領の汚職の実態を知って
いたために殺されてしまった可能性が
あります」
ただし、リャキシェフ氏の仕事は
エネルギー関連でなく、飲食関係だ。
「恐らく、リャキシェフ氏は今回の
軍事侵攻について批判的な意見を周囲
に漏らし、それがプーチン大統領の耳
に届いたのでしょう。オリガルヒに
『反戦』を訴えられれば、世間に与える
インパクトは大きい。プーチン大統領は
9日の戦勝記念日を無事に迎えるため、
批判を徹底的に抑え込みたいはずです。
今後、あらゆる業種のオリガルヒが粛清
の対象になるでしょう。現状でも、7人
以外に不審死を遂げたオリガルヒがいる
とみられます」(中村逸郎氏)
政権を支えるオリガルヒの排除は、
プーチン政権にとってマイナスになら
ないのか。
「ほとんどダメージはないでしょう。
プーチン大統領は、今回の粛清であいた
“ポスト”に、息のかかった別の人物を
押し込めばいいだけです。そもそも、
オリガルヒは政権とつながることでカネ
儲けしてきました。虎視眈々と“ポスト”
を狙っている『オリガルヒ候補』は大勢
いるとみられます」(中村逸郎氏)
これまでもプーチンは、開戦以来の
苦戦にいら立ち、情報機関幹部を粛清
してきたとされる。
今後、何人が“消される”ことになるのか。
【転載終了】
********************
専門家に異を唱えるのはおこがま
しいのですが、それは戦争前のロシア
という気がします。
例えば、エリツィン政権の下で
クレムリンの需要人物であり、ロシア
の民営化を押し進め、後に無名の
プーチンを大統領に抜擢した人物、
”アナトリ―・チュバイスという富豪
が戦争前にロシアを脱出しています。
そして、現在メリカ在住のロシア人
でシンクタンクのウィルソン研究所の
フェローであり、ロシアに造詣の深い
カミル・ガリーブ氏が西側はロシアを
過大評価しすぎている、ロシアは近い
将来崩壊すると断言しています。
戦争前から続いている経済制裁で
ロシアは疲弊していたところに致命的
な戦争と強力な経済制裁のWパンチを
食らったという事です。
プーチンが、5月9日に勝利宣言した
ところで、直ぐに戦争が止まるわけで
はありません。
6月には、ウクライナに西側から供与
された武器が揃い、ウクライナ軍の
反撃が始まるそうです。
そして、反プーチン派やIT技術者な
ど既に300万人がロシアから脱出して
いるとのことですが、今後も、経済
制裁からの生活苦からロシアを脱出す
る人が後を絶たないでしょう。
0コメント