ロシア国内で「万引き急増」のナゼ・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■ロシア国内で「万引き急増」のナゼ・・・

 ウクライナ侵攻後に多発、買い物カゴ

 ごと盗む大胆さ

 公開日:2022/05/18


 「プーチンの戦争」に嫌気が差している

のか、ロシア国内のスーパーや食料品店で

万引が急増している。


 ロシアの独立系経済紙RBC(15日付)に

よると、食料品や衣料品などを扱う店を

対象に、小売業と連携する顔認証システム

開発会社の盗難検知データを分析したところ、

今年2~4月の3カ月間に1店舗平均130件の

盗難が発生していたことが判明。

前年同期比18%増だという。


 食料品店では商品がカゴと一緒に盗まれ

るケースが多発。

トレンドはセルフレジを悪用した万引で、

主に狙われた商品は上位から

菓子類(19%)、ソーセージ(16%)、

アルコール類(14%)、チーズ(13%)、

コーヒー・ココア(7%)。

被害額は平均1500ルーブル(約3000円)

だった。


 ロシアの軍事侵攻が始まったのは

2月24日。

万引が増えた時期と重なる。


 筑波大名誉教授の中村逸郎氏

(ロシア政治)がこう言う。

「軍事侵攻以降、ロシア国内ではウオッカ

が飛ぶように売れたといいます。取られた

商品のうち、アルコールが上位なのも納得

です。市民は戦争の犠牲者が出るにつれて

つらい思いや、プーチン大統領への反発を

抱き、お酒を飲まないとやっていられない

のでしょう。もちろん品薄や物価高騰も

万引急増の要因だと考えられますが、

『売っているうちに盗んでしまおう』と

考える人がいても不思議ではありません。

ロシアには『バレなければドロボーでは

ない』という独特な風土がありますから。

万引は立派な犯罪ですが、市民からすれば、

国家予算をオリガルヒ(新興財閥)や愛人

に横流ししているプーチン大統領も『ドロ

ボー』。責められるいわれはない、という

感覚ではないか」


■厳しいはずの警備員も目をつぶっている?


 全体主義に見えるロシアも、足元の秩序

は揺らいでいるようだ。


 「そもそもロシアのスーパーは、商品バー

コードを読み込んだ時の値段が値札と違った

り、店員がお釣りの代わりにチューインガム

を渡したり、割と無秩序ですが、数年前に

モスクワに行った時、スーパーの出入り口に

立つ警備員の厳しさが印象的でした。少しで

も怪しい人がいたら、カバンの中身を調べ、

買った商品とレシートを1つずつ照らし合わ

せて、チェックしていたほどです。万引が

増えているということは、警備員も目をつぶ

っているということでしょう」(中村逸郎氏)


 「プーチンの戦争」に市民もウンザリして

いる。


【転載開始】

***********************


 国のトップが他国を盗もうと不条理な

ことを平気でしているので、自分たちも

OKという事ですかね。


0コメント

  • 1000 / 1000