ヒトラー政権さえやらなかったロシア軍の“蛮行”・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ヒトラー政権さえやらなかったロシア軍
の“蛮行”・・・世界最大級「種子バンク」
破壊の深刻度
公開日:2022/05/20
〈蛮行だ〉〈何という悲劇〉──。
ロシア軍がウクライナの種子貯蔵庫を
破壊し、ネット上で批判が噴出している。
ロシアの反政府系調査報道サイト
「ザ・インサイダー」(17日付)による
と、ウクライナ北東部ハルキウにある
「シードバンク」(種子銀行)がロシア
軍の爆撃によって破壊されたという。
「シードバンク」は、植物などの種子の
遺伝資源を収集・保管する施設。
攻撃されたシードバンクは世界最大規模
のひとつで、16万種以上のタネを保管し
ていた。
この「蛮行」を告発したウクライナ
国立科学アカデミーの主任研究員
(農学博士)は
「現代では復元できない数百年前のタネ
も含め、何万ものサンプルが灰になった」
と発言。
「悲しいかな、ヒトラー政権下のドイツで
さえ、ウクライナを占領している時に、
このコレクションを破壊しようとはしな
かった。むしろ保存に努めたぐらいだ」
などと主張した。
ロシア軍が意図的にシードバンクを
狙ったのか、たまたま爆撃してしまった
のかは定かではないが、悪質であること
に変わりはない。
■人類の共通財産が壊されたと言っても
過言ではない
東大大学院教授の鈴木宣弘氏
(農業経済学)がこう言う。
「人類は何千年もかけて品種改良を繰り
返し、良いタネを残してきました。多種
多様なタネを保存することによって、
作物の単一化による不作や飢饉を防いで
きたのです。状況に応じて使えるタネを
保存しておくことは、人類の繁栄に欠か
せません。保管してあるタネの全てが
失われていないとしても、長い歴史をか
けて集積した『人類の共通財産』が壊さ
れたと言っても過言ではありません。
人類にとって大きな損失です」
そもそも、ウクライナでは軍事侵攻に
よって種子生産が半減する可能性が浮上
している。
作付け用種子の不作は、世界的な食糧
不足に拍車をかける恐れすらある。
「日本も関係のない話ではありません。
日本はタネの国産比率が10%。日本で
開発したタネであっても、90%を海外で
生産して輸入している状況です。そも
そも不作だったり、戦争などで物流が
止まったりしたら、日本に入ってこない。
食の安全保障を脇に置いた日本政府の
外交姿勢に疑問を禁じ得ません」
(鈴木宣弘氏)
「プーチンの戦争」が食糧危機を加速
させてしまうのか。
【転載終了】
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無差別爆撃は、統制が取れていない
証拠でしょう。
ジャベリンによるウクライナ軍の
ロシア戦車全滅の映像をみましたが、
恐ろしい武器ですね。
ロックオンされた戦車の真上から
垂直にミサイルが落ちてきて、砲台
を吹っ飛ばします。
待ち伏せして、三方向から攻撃し
ていましたが、逃げる余裕さえない
ですね。
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