岸田政権「年金政策」ではロシア以下・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■岸田政権「年金政策」ではロシア以下・・・

 日本は減額、インフレ深刻なロシアが

 大盤振る舞い

 公開日:2022/06/02


 値上げラッシュが止まらない。

1日から食品メーカーが続々と値上げを

実施。

今後2カ月間に3000品目超の値上げが

予定され、今年は累計1万品目を突破

する公算が大きい。


 そんな中、今年度の年金は0.4%減額

される。

2018年度から20年度までの3年間での

現役世代の「賃金変動率」がマイナス

0.4%だったため、支給額を0.4%引き

下げるマイナス改定となったのだ。


 31日の参院予算委員会でこの問題を

取り上げた小池晃議員(共産)は

「物価高騰下で年金を下げれば、消費

が冷え込み、地域経済が衰退し、現役

世代の賃金にも波及する。その結果、

また、年金が下がる悪循環になる」と

追及したが、岸田首相はやる気なし。

31日に成立した2.7兆円の補正予算に

は年金減額や賃上げ対策は盛り込まれ

なかった。


 はたして、無策の岸田首相はロシア

の現状を知っているのか。

インフレは日本よりも深刻で、

4月のインフレ率は前年同月比17.8%

と過去20年で最高水準。

通年でも最大15%が見込まれている。

膨れ上がる戦費と経済制裁で物価対策

どころではないと思っている人も多い

が、そうではないのだ。


 プーチン大統領は5月25日、6月1日

から年金支給額を10%引き上げると

発表。

すでに年初に8.6%引き上げており、

プーチン大統領は

「年金引き上げ率はインフレ率よりも

高くなる」と胸を張った。

加えて、最低賃金の10%引き上げも

行う。


 岸田政権とは比較にならないほどの

大盤振る舞いだ。


■ロシアは原油バーゲンセールで利益

 確保


 「G20のうち、9カ国は対ロ経済制裁

に参加していません。原油価格の高騰を

受け、途上国を中心にロシア産の安い

原油が売れています。国際相場が高いた

め、値引きしてもロシアにとっては十分

利益を確保できる価格で販売できている

のです」

(金融ジャーナリスト・森岡英樹氏)


 IEA(国際エネルギー機関)の推計に

よると、4月のロシアの石油輸出収入は

190億ドル(約2兆4000億円)と昨年

同月比35%も増えている。

5月の中国のロシア産原油の輸入量は

日量200万バレルとなり、

昨年の平均日量160万バレルより25%

も多い。


 インドのロシア産原油の輸入量は昨年

の平均日量3万バレルから、4月は日量

70万バレルへと23倍となっている。

ロシアはインドに対して4割引きの価格

を提示しているとみられている。

まるでバーゲンセールだ。


 しかし、足元の原油価格(WTI)は

1バレル=118ドル。

4割引きの70ドルで売っても、昨年平均

の原油価格(WTI)68ドルを上回る。


 EUはロシア産原油の海上輸入禁止で

合意。

年内に約9割が禁輸される見通しだ。

EUのミシェル大統領はツイッターで

「ロシアへの最大の圧力になる」と強調

したが、うまくいくのか。


 「ロシア産原油が欧州に供給されなく

なると、原油価格はさらに高騰しかねな

い。欧州分の輸出が減っても、他国向け

にロシア産原油の安売りが加速し、かえ

ってロシアを利する可能性があります」

(森岡英樹氏)


 プーチン大統領の高笑いが聞こえてき

そうだ。


【転載終了】

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 欧米やその同盟国以外がロシア産の

安い原油を増量購入すれば制裁の効果

は薄まってしまいますね。


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