「プーチンは生ぬるい!」強硬派突き上げでロシア内乱激化・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■「プーチンは生ぬるい!」強硬派突き
上げ でロシア内乱激化、KGB出身の
“後任最右翼”はより危険
公開日:2022/06/03
ウクライナ侵攻は、東部ドンバス地方で
なお激しい戦闘が続くが、ロシア国内でも
争いが激化だ。
プーチン大統領が始めた「特別軍事作戦」
が思うように進んでいないことに、
国内の強硬派や過激派が批判を強め、
勢いづいているためだ。
この「内乱」が政権崩壊を招く可能性も
ある。
◇ ◇ ◇
米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」
の5月30日付のリポートによると、
ロシア軍内部や戦争推進派の間では
「クレムリンが戦争勝利のために十分なこ
とをしていない」と、批判的な意見が増え
続けているという。
中でも過激なのが、元ロシア連邦保安局
(FSB)幹部で、かつてウクライナ東部の
親ロ派武装勢力を率いたとされる
イゴール・ガーキン氏だ。
軍事侵攻の目標が、当初の「ウクライナ全域」
から「ドンバス地方」へと“下方修正”された
ことを受け、「クレムリンは戦争の大義を
放棄した」と非難。
ウクライナの「非ナチ化」や「非武装化」と
いう目的も忘れ去られ、「敗北の脅威が増大
し続けている」と懸念を示したという。
要するに、プーチン大統領に向かって
「キサマは軟弱だ」「このままじゃ負けるゾ」
と噛みついたわけだ。
こうした強硬論を展開するのはガーキン
だけではないようだ。
5月31日付の米ニューズウィーク(電子版)
は、ISWのリポートを基に
〈プーチン氏とその側近たちは今や生ぬる
い『宥和主義者』として、これまで強力な
支持基盤になってきた強硬派、軍事愛好家、
元軍人、民族主義者から突き上げられてい
る〉と分析。
勢いづく強硬派が続々とプーチン大統領に
批判を浴びせているわけだ。
■クビ取りに動く可能性
強硬派には何か狙いがあるのか。
筑波大名誉教授の中村逸郎氏
(ロシア政治)がこう言う。
「軍内部の強硬派は従来、プーチン大統領を
支え続けてきましたから、批判の声を上げる
のは非常に異例なことです。戦況の悪化を受
け、プーチン大統領を見限ったのでしょう。
恐らく、クビを取ることまで狙っていると思
います。今は表立って非難することで、プー
チン大統領の『弱腰』を浮き彫りにし、批判
的な世論を形成する。そして、世論が『反プ
ーチン』に傾いたところで、クーデターを起
こすのではないか。もちろん、後任まで用意
しているでしょう。後任として考えられるの
は、旧KGB所属でプーチン大統領の上司だっ
たパトルシェフ安全保障会議書記です。何よ
りも『安全保障』を優先する人物で、プーチ
ン大統領よりも危険な思想の持ち主と言えま
す」
最近は、ロシアの国内メディアで大虐殺を
肯定する発言まで飛び出している。
ロシア連邦議会の下院議員、アレクセイ・
ジュラブリョフ氏が、国営放送の番組で
「(ロシアがナチとみなす)200万人のウク
ライナ人を虐殺すべきだ」と訴えたのだ。
過激な強硬派が、プーチン大統領より危険
なトップを据えたら、独裁者が去っても
ロシアはもっと恐ろしい国になるだけだ。
【転載終了】
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本気で核のスイッチを押しそうな人物
が何人もいるという事ですか。
ケンカは、相手が仕返しできないよう
に徹底して痛めつけろと言いますが、
戦争も二度と起こせないように痛めつけ
ないといけないのか?
ロシアには、兵器をつくらせないよう
な、恒久的な対策が必要なのかも。
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