【ウクライナ報告】現場を見ずに陰謀論を垂れ流すメディアのお粗末

田中龍作ジャーナル


【転載開始】


■【ウクライナ報告】

 現場を見ずに陰謀論を垂れ流すメディア

 のお粗末

 2022年6月3日 


住民はICCのカーン主任検事に

「兄がロシア軍に射殺された」と

訴えた。

=4月13日、ブチャ 撮影:田中龍作=


 ロシア軍によるウクライナ侵攻がきっかけ

で、平和と反権力で志を同じくしてきた友人

たちと袂を分かつことになった。

もちろん本意ではない。あまりに残念である。


 「ネオナチ説」「自作自演説」に染まり、

親プーチンに転じた友人たちにしてみれば、

ロシア軍の蛮行を告発する田中に反感を抱く

のは当然である。


 ロシアの軍事会社ワグネルの

ドキュメンタリー番組を制作した仏TV局の

調査によると、ロシアには陰謀論専門の

サイトが147もある。

 

 アメリカに不信感を抱く層ほど陰謀論に

はまり やすい。

利にさといメディアは陰謀論サイトを

日本語に翻訳して反米意識の強い読者を

惹きつけてきた。


 ところがネタ元があまりにお粗末なのだ。

一例を挙げると―

 4月中旬にウクライナに着いたフランス人

のアドリアン・ボケ氏がブチャを訪れ

ウクライナ軍による自作自演を見た、

というのだ。荒唐無稽である。


 4月1日にはロシア軍が撤退、間もなく

世界中のメディアがブチャに入り、

虐殺の跡を確認しているのだ。

私は6日にマスグレイブを自らの手で堀った

神父に話を聞いた。

神父の説明は詳細にわたり住民たちの話と

符合する。

その後も続々と各国からジャーナリスト

たちが訪れた。


 13日にはICC(国際刑事裁判所)の

捜査チームがマスグレイブを視察した。


 世界中のジャーナリストとICCが監視

する中、どうやったらウクライナ軍が

マスグレイブを創作できるのだろうか。

ボケ氏の説は幻想としか言いようがない。


 現場を一ミリでも見ていれば、

ボケ氏のサイトを翻訳したりしないはず

だ。

「ネオナチ説」「ウクライナの自作自演」

を流す人、信じる人に共通するのは、

現場に一度たりとも足を踏み入れていな

いことだ。


 しっかりした戦争報道が日本に確立され

ていれば、こんなことにはならなかった。

自責の念に駆られて仕方がない。



ウクライナ軍兵士と談笑する住民。

マスグレイブがウクライナ軍の自作自演

であればこうした光景は見られないはず

だ。

=4月13日、ブチャ 撮影:田中龍作=


【転載終了】

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 私もどちらかというと反米の方で

すが。

アメリカの謀略にロシアが乗ったと

思っていますが、ロシアは数日で

攻略出来ると楽観視していた節があ

り”あえて乗ってしまった”という

感じでしょうか?


 しかし、ウクライナ国民が多数犠牲

になっているのも事実です。

いまだに、アメリカ陰謀論で凝り

固まっている方がいるのも確かですね。

現実にウクライナ人や兵士、そして

ロシアの若い兵士がなくなっています。


 ロシアの戦争犯罪であり、世界中が

ロシアを憎んでいるのも事実です。


LC=相棒's のじじ~放談!

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