【ウクライナ報告】「アゾフ大隊=ネオナチ」説の荒唐無稽
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【ウクライナ報告】
「アゾフ大隊=ネオナチ」説の荒唐無稽
2022年6月5日
アゾフ大隊本部基地での訓練風景。
=2014年、マリウポリ郊外
撮影:田中龍作=
田中の通訳をしてくれていた
地元ジャーナリストのチェルネンコ氏(仮名)
は2015年にアゾフ大隊の一員としてドンバス
の前線にいた。
氏の話に基づき記事を構成する。
結論から言うと「アゾフ=ネオナチ」は
97%ロシアのプロパガンダである。
残る3%の意味はこうだ―
フーリガンのようなタトゥーをした連中が
アゾフにいた。
俗説としてフーリガンにはネオナチがいる。
そこをプロパガンダに利用されたようだ。
アゾフ大隊にはロシアの旧帝都である
サンクトペテルスブルグ
(プーチンの生まれ故郷)の出身者もいた。
(ここら辺はロシアが巧妙に仕込んだ感がある)
第2次世界大戦中、ウクライナの女性は
ナチスドイツにより大量にベルリンに連れて
行かれセックススレイブに従事させられた。
(田中は生き残りの老婆から取材)
民族主義者の集まりであるアゾフがネオナチ
を受け入れるはずがない。
プロパガンダとはいえ荒唐無稽である。
アゾフによる虐殺説も言いがかりに過ぎない。
ドンバス(ドネツク州、ルハンスク州)内で
戦闘が繰り広げられているのだから、
民間人の犠牲者は当然出る。
そのなかにロシア語話者がいたりする。
そこを「ロシア系住民の虐殺」とつけ込まれ
たようだ。
怪しげな陰謀論サイトを翻訳して垂れ流す
メディアは、現地に入って実情を取材した方
がよいのではないだろうか。
ナチスドイツによりベルリンに連れていかれ
た女性たちの生き残り。
=5月、ペボダ村 撮影:田中龍作=
【転載終了】
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プロパガンダが通用するのは情報を
持ち合わせていない層にですよね。
日本も同様にB層にはプロパガンダ
が通用しますかね。
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