ロシアで広がる厭戦ムード、「戦争ウンザリ」4割も
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■プーチン大統領は休戦に動くのか?
ロシアで広がる厭戦ムード、
「戦争ウンザリ」4割も
公開日:2022/06/07
ロシアが軍事侵攻を始めてから100日
余り。
ロシア軍はウクライナ東部の制圧に攻勢
を強めているが、目立った戦果は挙げて
いない。
落としどころを見いだせない
プーチン政権は、国内世論に敏感になって
いる。
ロシアの独立系ニュースサイト
「メドゥーザ」(3日付)によると、
プーチン政権は侵攻開始から「100日目」
の節目を前に、国営や政権寄りのメディア
に対し、「100日目」に触れないよう
“箝口令”を敷いていたという。
その理由は、国民に示しのつく結果を
出せていないからだ。
プーチン政権内部の関係者はメドゥーザ
の取材に、
「戦争に関する日付を強調することは、
ロシア国民に侵略の目的や成否を考え
させることになる」と指摘。
「節目までに示せる戦果は、ほとんど何
もない」などと明かした。
筑波大名誉教授の中村逸郎氏
(ロシア政治)がこう言う。
「『ロシアン・フィールド』というロシア
の調査会社が先月下旬に実施した世論調査
によると、ロシア国民の39%が戦争関連の
ニュースにウンザリしているといいます。
戦果を挙げようが、挙げまいが、国民の間
で厭戦ムードが高まっているのです。だか
ら、節目に触れられたくなかったのでしょ
う。政敵やテロリストなどの反対勢力を
潰してのし上がってきたプーチン大統領も、
国民の間に広がるニヒリズムは御しづらい
はずです」
実際、ロシアの国営テレビでも異変が生じ
ている。
政権寄りのコメンテーターですら
「同志たちよ、冷静になって欲しい。次に
来るのは第3次世界大戦であり、核戦争だ。
これが普通なのか? これが世論に支持され
るのか? みんな心配している」などと訴え
ているという。
■ウクライナへの出征拒否続出の異常事態
さらに、プーチン直属の治安組織
「国家親衛隊」ではウクライナへの出征拒否
が続出。
隊員115人が除隊処分を下された。
ロシア全体が、大義なき「プーチンの戦争」
にウンザリしている様子がうかがえるのだ。
プーチン大統領としては、これ以上の
厭戦ムードの高まりは避けたいはず。
検討中と伝えられるトルコ訪問で、停戦に
動くのか。
「実現すれば、軍事侵攻開始後、初めて
となる外国訪問です。移動中の身の危険な
どを踏まえると、わざわざ出張っていく
意味は停戦交渉をする以外に考えにくい。
ウクライナのゼレンスキー大統領との電撃
会談の可能性も捨てきれません。ひとまず
休戦するつもりではないか」(中村逸郎氏)
戦争を続けるかどうかは、プーチン大統領
次第。
一刻も早く、「撃ち方やめ」にならないも
のか。
【転載終了】
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多分、負けを認めたくない性格なの
でしょう。
東部ドンバスを占領しないと止めな
いかも?
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