森喜朗・組織委会長が「講談社は絶対認めない」

文春オンライン


【転載開始】


■森喜朗・組織委会長が

 「講談社は絶対認めない」

  KADOKAWAのライバル社を排除

 9/7(水)


 東京五輪・パラリンピックの大会

スポンサー契約を巡り、

出版大手「KADOKAWA」の元専務ら

が贈賄の疑いで逮捕された問題。

組織委員会の会長だった森喜朗氏(85)

が、KADOKAWAの競合相手だった

講談社について「絶対認めない」など

と発言していたことが、「 週刊文春 」

の取材でわかった。

取材に応じた音声データが残っていた。


■2019年4月にオフィシャルサポーター

 契約を組織委側と結ぶ


 東京地検特捜部は9月6日、

KADOKAWA元専務の芳原世幸容疑者

(64)と担当室長だった馬庭教二容疑者

(63)を贈賄の疑いで逮捕。

また、組織委員会元理事で「コモンズ」

代表の高橋治之容疑者(78)を

受託収賄容疑で再逮捕し、高橋容疑者

の知人で「コモンズ2」代表の

深見和政容疑者(73)も共犯として

逮捕した。


 「高橋容疑者は、電通時代の後輩でも

ある深見容疑者を通じ、大会スポンサー

を目指すKADOKAWAの意向を把握しま

す。そこで、マーケティング専任代理店

の電通に、新たな出版部門のスポンサー

枠を提案しました。出版大手2社が候補

に上がりましたが、1社が辞退。最終的

にKADOKAWAが2019年4月、オフィ

シャルサポーター契約を組織委側と結び

ました。同社はその直後、『コモンズ2』

と契約し、コンサル料7600万円を支払っ

た。この送金が高橋容疑者への賄賂と

認定されました。高橋容疑者は容疑を

否認しています」(社会部デスク)


 辞退した出版大手は、講談社だった。


 「1964年の東京五輪では野間省伸

社長の祖父・省一氏(当時の社長)が

業界団体のトップとしてポスター集

作成や組織委などへの寄付も行ってい

たこともあり、今回の東京五輪でも

早くからスポンサー契約を検討してい

ました」(講談社関係者)


■「講談社を認めるなら辞める」発言に

 一同驚き


 なぜ、講談社は辞退することになった

のか。

 当時、組織委員会会長だった森氏が

取材に応じたのは、2020年初春のこと。

森氏は「講談社だけは絶対、私は相容れ

ないんですよ」とし、講談社への不満を

ひとしきり述べたうえで、以下のように

語っていた

(音声は 「週刊文春」 電子版 ↑で公開)。


 「私がこの間、組織委員会になってか

ら、ある会社が契約のアレをしたいと

言うので、何をやるのかと思ったら、

相手が講談社だった。私は『絶対認めな

い』と言った。何かって、『俺はこんな

ものを認めるなら辞めようと思う』と

言ったら、みんなビックリして」


 その結果、どうなったか。

森氏はこう続けた。

「講談社をやめて、別の出版社を連れて

きたけどね」


 最終的に講談社は辞退し、2019年4月、

KADOKAWAが出版社枠の大会スポンサ

ーに選定された。


■各出版社の回答は


 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士

は、次のように指摘する。

「森氏に金銭が渡っていなくても、高橋

容疑者がKADOKAWAから賄賂を受け

取っていることを分かった上で、講談社

にスポンサー契約を辞退するよう迫って

いた場合、収賄の共犯になる可能性があ

ります。恣意的な思惑で辞退を強く迫っ

た場合は、業務妨害罪に抵触しかねませ

ん。いずれにしても、みなし公務員であ

る組織委会長には、極めて高い公平性、

公益性が求められます」


 講談社広報室は以下のように回答した。

「オフィシャルサポーター契約を社内で

検討したことはありますが、ビジネス上

の理由から見送りました」


 KADOKAWA広報部は以下のように回答

した。

「捜査中につきコメントを控えます」


■森氏の意向がスポンサー契約にどのよう

 な影響を与えたのか


 森氏に「講談社は認めない」発言などに

ついて事実確認を求めたところ、弁護士名

で以下のように回答した。

「高橋氏らが逮捕されて刑事事件となって

おり、捜査に支障を来すといけないので、

回答は控えます」


 森氏を巡っては開会式問題でも、

演出責任者らが反対していたにもかかわら

ず、歌舞伎役者の市川海老蔵の出演を

“口利き”し、実際に実際に本番では海老蔵

が登場した。

出版社枠のスポンサー契約では、森氏の

意向がどのような影響を与えたのか。

本当にKADOKAWA側から高橋容疑者への

賄賂だけが問題なのか。

みなし公務員でもある組織委会長の権力は

極めて大きい。

特捜部による更なる実態解明が待たれる。


 9月7日(水)12時配信の

「 週刊文春 電子版 」および9月8日(木)

発売の「週刊文春」では、講談社が嫌いな

理由など森氏が語った音声の詳細のほか、

森氏とKADOKAWAの角川歴彦会長との関係、

AOKI前会長の青木拡憲容疑者が森氏に

現金200万円を渡していたとする問題など

についても詳報している。

また、「週刊文春 電子版」では、森氏の

音声を公開している。


【転載終了】

**********************


 講談社は森氏の賄賂要求に応じな

かったという事なのでしょう。


 大手の企業は裏金をつくりにくい

し、KADOKAWAは同族企業なので

裏金をつくりやすいのでしょうね。


 故安倍氏が亡くなったことにより、

清和会の力が弱まったのでしょう。

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000