感染症法改正案は“机上の空論”インフル&コロナ同時流行で・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■感染症法改正案は“机上の空論”
インフル&コロナ同時流行で
高熱小児の親に受診難民続出の恐れ
公開日:2022/10/09
政府は7日、感染症法などの改正案を
閣議決定。
国会に提出した。新型コロナウイルスの
感染再拡大に備え、病床確保や外来診療
の拡充を盛り込んだが、遅きに失した感
は否めない。
今年の冬はインフルエンザとコロナの
同時流行が懸念されている。
コロナ禍の感染防止策が奏功し、
ここ2年は世界的なインフル流行は見られ
なかったが、日本とは季節が真逆の
オーストラリアでは冬場に差し掛かる5月
以降、インフルが大流行。
コロナとの“ツインデミック”に見舞われた。
秋を迎え、寒くなり始めた日本も例外で
はない。
政府はインフルとコロナの同時流行を念頭
に、医療体制逼迫を防止する対策案を検討
しているが、「これで大丈夫か?」と首を
かしげたくなる内容だ。
対策案によると、発熱患者には、
まず抗原定性検査でコロナ陽性か否かを
判断してもらう。
陰性の場合は「事実上のインフル患者」と
みなし、オンラインや電話での受診後、
医師の判断で抗インフル薬「タミフル」を
処方。
陽性の場合は、必要に応じて発熱外来で
受診してもらうという。
■政府が打ち出すのは受診制限ばかり
「まるで“机上の空論”です。抗原検査で
はコロナ陽性を見落とす恐れがある上、仮
に陰性だとしても、発熱患者=インフル
患者ではありません。細菌感染なども疑わ
れます。普通の風邪でさえ、どんな病気が
潜んでいるか、重症化リスクを見逃してい
ないか、慎重な診断が必要です。何よりも
初診が大事なのであって、コロナ陰性なら
電話やオンライン診療で対応というのは、
乱暴な話だと思います」
(昭和大医学部客員教授・二木芳人氏=
臨床感染症学)
政府は「コロナ陰性ならインフルの可能
性が高い」との前提に立つが、
インフルとコロナに同時に感染する症例
(フルロナ)も海外を中心に報告されて
いる。
発熱患者がコロナ患者かインフル患者か、
キレイに峻別できるわけではないのだ。
心配なのは、インフルの疑いが濃厚でも、
発熱外来以外の医療機関で診察してもらえ
るかどうか。
いまだに発熱を理由に受診を断られる
ケースが相次いでいる。
「急性疾患を伴う感染症は、正確かつ
迅速な診察が欠かせません。政府は医療
機関へのアクセスを制限するのではなく、
誰もが受診できる体制を早急に整備すべ
きなのです」(二木芳人氏)
医療逼迫を抑えるために、政府が打ち
出すのは受診制限ばかり。
インフルは子どもほど罹患しやすい。
今年の冬は、高熱で苦しむ子を抱える
「受診難民」の親が続出してしまうのか。
【転載終了】
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ツインデミックとなったら、岸田政権
では不安ですよね。
首相が予防を呼びかけ4回目のワクチン
接種直後に、ご自身が感染。
”国葬反対”が60%以上あるのに強行
して支持率が急落。
そして、タイミングが悪いと思うので
すが、国内旅行や入国の緩和。
全て、岸田首相の責任になります。
「黄金の3年間」に暗雲が立ち、順風
のち逆風の岸田政権1年になるのでしょう。
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