岸田首相“政党支持率>内閣支持率”なら党内政局で年内退陣か
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■岸田首相“政党支持率>内閣支持率”なら
党内政局で年内退陣か
反転攻勢の材料なく四面楚歌
公開日:2022/10/13
いよいよ尻に火がついてきた。
国葬強行や旧統一教会の問題で急落した
支持率は、一向に底を打つ気配がない。
NHKが8~10日に実施した世論調査で、
内閣支持率は前月から2ポイント減の
38%と続落。不支持率は3ポイント増え
て43%だった。
一方、政党別の支持率を見ると、
自民党は底堅い。
というか、乱立野党が支持を集められて
いない。
NHKの調査では自民党の支持率が36.9%
で立憲民主党5.6%、日本維新の会3.7%、
共産党2.7%、国民民主党1.1%などと
なっている。
「党内基盤が弱い岸田首相は、内閣支持
率が頼りです。このまま支持率が下落して
政党支持率を下回れば、トップをすげ替え
るべきだという声が党内で高まり、公然と
岸田降ろしの動きが出てくる可能性がある。
統一教会は自民党全体の問題ですから、
本当は岸田首相を降ろしたところで何も解決
しないのですが、だからこそ統一教会と縁が
深い安倍派などは、主導権を握ってこの問題
にフタをしてしまいたいでしょう。岸田首相
にとって、統一教会問題の扱い方は難しい。
世論の求めに応じて厳しい対応に出れば、
内閣支持率下落に乗じた党内抗争が激化しか
ねません」(政治評論家・本澤二郎氏)
共同通信が8、9日に実施した世論調査でも、
内閣支持率が35.0%に下落して、政党別の
自民党支持率(34.1%)と同水準。
首の皮一枚ギリギリ踏みとどまっている状況
だが、反転攻勢の材料は見当たらない。
岸田首相は3連休中にも三重県鈴鹿市の
「F1日本グランプリ」を視察したり、
鹿児島県霧島市で和牛生産者と車座対話を
したりと精力的に地方に出かけたが、
「台風15号の被害に見舞われて復旧中の静岡
県はスルーか」と評判は散々だ。
いったん国民の信頼を失うと、何をやっても
裏目に出る。
しかも、3日に始まった臨時国会は野党が
手ぐすねだ。
“瀬戸際大臣”こと山際経済再生相を筆頭に、
旧統一教会との関係が発覚した閣僚は8人も
いる。
ここへきて岸田側近の寺田総務相にも裏金や
脱税の疑惑が浮上した。
17日からの予算委員会では、国葬や
旧統一教会の問題に加え、物価高で国民生活
が困窮する中、開会早々に財務相の海外出張
で国会が“開店休業”状態になった政府・与党
の不手際についても厳しく追及されるのは
確実だ。
■立憲と維新の“共闘”もダメージに
犬猿の仲だった立憲と維新が今国会で
“共闘”することも、岸田政権には痛手になる。
「岸田さんのことが嫌いな菅前総理が、
友好関係にある維新を使って内から外から
揺さぶる狙いじゃないか」(自民党中堅議員)
なんて声も聞こえてくるほどで、四面楚歌
に追い込まれつつあるのが実情だ。
「岸田総理は、いずれ引きずり降ろされる
ことを悟っている。公私混同と批判を浴びる
ことが分かり切っていながら、支持率が下落
している最中に長男を政務担当の秘書官に
起用したことは、退陣の準備ではないかと
囁かれています。この人事は周囲に相談する
ことなく、総理が独断で決めたという。辞め
る前に、間近で総理の仕事を見せておくには
今しかないと考えたのではないでしょうか。
そうでもないと、あえて自ら国民の反感を
買うような人事を行った説明がつきません」
(自民党関係者)
臨時国会の会期は12月10日。
展開次第では年内退陣もありそうだ。
【転載終了】
***********************
旧統一教会対応も悪かったのでしょう
が、致命的なのは、やはり”国葬強硬”で
しょうかね。
国民の意思を無視してはいけないです
よね。
0コメント