【ウクライナ発】ゼレンスキー大統領はホントに「国民を苦しめている」のか

田中龍作ジャーナル


【転載開始】


■【ウクライナ発】

 ゼレンスキー大統領はホントに

 「国民を苦しめている」のか

 2022年11月19日


ロシア軍から解放された喜びに沸く

ヘルソン住民。ゼレンスキー大統領

が領土の完全奪還なきまま和平合意

を結ぼうものなら、歓喜のエネルギ

ーは怒りに転じる。

=16日、ヘルソン市役所前

撮影:田中龍作=


 鮫の脳みそと揶揄された森元首相

に限らず「ゼレンスキー大統領は

ウクライナの人たちを苦しめている」

と見る向きが多い。

東条英機に喩える“論客”も少なくない。

極端に偏った認識である。


 田中は数えきれないほどの町や村

を回り、数えきれないほどの人々に

インタビューした。


 ほぼ全員が「ロシア軍をウクライナ

の地から追い出すまで戦うべき」と

答えた。


 8ヵ月間もロシア軍に占領され恐ろ

しい思いをしたヘルソンでも、

大量虐殺のあったブチャでも、

住民たちは異口同音に「徹底抗戦」

を訴えた。


 地元メディアの世論調査では85%

が「戦争継続」を支持した。


 中途半端な状態。

たとえばドネツク州・ルハンスク州

を占領されたままで停戦合意しよう

ものなら、ゼレンスキー大統領は

たちまち国民の支持を失う。


 ウクライナは言論・表現の自由が

ほぼ100%保障されている国だ。

ゼレンスキー大統領の写真に

「チンポコ野郎の独裁者」と書いた

プラカードを持った市民が大統領府

の真ん前までデモを掛ける(写真参照)。


 ゼレンスキー大統領が領土を奪還

しないまま和平合意を結ぼうものなら、

マイダンの再現となるだろう。


大統領府の真ん前まで押し寄せた

デモ隊。DICKTATORは男性器と

独裁者を掛けたシャレである。

=1月、大統領府前

撮影:田中龍作=


 親露傀儡のヤヌコビッチ政権を市民

が倒したマイダン(2014年)は、

同大統領が、国民の切望していた

EU加盟を反故にしたことに端を発した。


 インチキ知識人が唱えるクーデター

なんぞではない。

治安部隊は政権の側にいてデモ隊を

射殺していたのだから。


 駐ウクライナ米国大使館がデモ

参加者に日当を配ったこともあるが、

それは後半からだ。


 デモは腐敗しきったヤヌコビッチ

政権への怒りから自然発生したので

ある。

中途半端な形で和平合意しようもの

なら、ゼレンスキー大統領は元大統領

の二の舞を演じることになるだろう。


 ここを見誤ると、さらなる混乱が

生じ、ウクライナの民はもっと苦しむ

ことになる。


【転載終了】

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 まあ、安全地帯にいて勝手な事

を言っている政治家崩れは軽蔑さ

れても尊敬はされないと思います

よ。


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