大阪地検、佐川氏立件のシナリオ・・・
AERAdot.
【転載開始】
■大阪地検、佐川氏立件のシナリオ 焦る麻生財務相と財務省幹部
証人喚問で「刑事訴追の恐れがある」と
証言拒否を50回以上も連発し、安倍首相
や麻生太郎財務相を守り切った佐川宣寿
・財務省前理財局長。
だが、麻生財務相はイラついているようだ。
3月29日、「森友のほうがTPP11より重大
だと考えているのが日本の新聞のレベル」
と“舌禍事件”を起こし、30日、謝罪に追い
込まれた。
「弁解の余地はないと思う。近畿財務局の
方は自ら命を絶ったということも含め、深く
反省して頂きたい」(鴨下一郎元環境相)と
自民党内でも厳しい声が出た。
足元の近畿財務局では佐川喚問後、不穏な
空気が漂っているという。
「佐川氏は理財局で改ざんしたと言うが、
実際には近畿財務局に押し付けてやらせた。
なぜ、そう証言しないのか。やったのは下の
者だが、自分が局長だったから責任はある、
という言い方じゃないか。当初、それほどの
数でなかった改ざん箇所が増えたのは、
佐川氏ら幹部がチェックして、『そこもおかしい』
とかメールや電話で指示したから。ここまで
きたら、大阪地検にきちんと調べてもらって、
白黒つけてもらいたいくらいだ」(同局関係者)
佐川氏の答弁が揺らいだのは、自由党の
森ゆうこ参院議員が「今井尚哉首相秘書官
と森友問題で話をしたことは全くないか」と
尋ねた場面。
佐川氏は聞かれてもいない部下の話をしたり、
「私の国会答弁に関して」今井氏と話をした
ことはないと、質問にはない言葉を加えたり
してのらりくらりと逃げたが、森議員の追及に、
3度目で「この森友問題について今井秘書官
と話をしたことはございません」と、ようやく
答えた。
森議員は、「検察の捜査で今井氏との通話
記録などが出てきたら偽証罪に問われる
可能性があります」と語る。
真相解明については、佐川氏も喚問の最後
に「それはまさに裁判、司法の方ということに
なる」と発言。
その言葉どおり、財務省の“Xデー”が迫って
いるのだ。
28日には東京都内の男性が、虚偽の決裁文書
を前提に国会運営を行わせたとして佐川氏らを
偽計業務妨害罪などで大阪地検に刑事告発した
ことが判明。
すでに別の告発で近畿財務局の複数の職員が
大阪地検特捜部に事情聴取されており、佐川氏
への聴取もまもなく行われるとみられる。
元東京地検検事の郷原信郎氏がこう語る。
「元々、今回の決裁文書の問題を公文書犯罪
に問うことは難しいが、佐川氏があれだけ『刑事
訴追の恐れがある』と繰り返したことで、世論を
追い風に検察が無理筋の捜査に動く可能性も
出てきた。財務省に強制捜査に踏み込むような
展開になれば、大阪地検特捜部の証拠改ざん
事件から力を失っていた検察にとって、失地回復
の大チャンスにもなる。起訴すれば裁判所もつい
てくると考えて、起訴する可能性もある」
渦中の財務省職員は、検察の捜査に戦々恐々
としているという。
「すでに財務省の職員の何人かは大阪地検の
取り調べを東京で受けているようです。マーカー
でラインを引いて、近畿財務局に事細かく、改ざん
指示を出したことは大枠では間違いないようだ。
もう証拠は地検に握られている。どうあがいても、
強制捜査(ガサ)はあるでしょう。芋づる式に何が
出るか……。つい最近も大阪地検がガサに来る
らしいという情報が省内を駆け巡り、マスコミから
も問い合わせがあり、パニック状態になった」
(財務省関係者)
そもそも決裁文書改ざんが露見した経緯は
検察の取り調べだったという。
「財務省は最初の任意提出では、改ざん後の
文書を出していたが、事情聴取の中である近財
職員が『その話は決裁文書に出ているではない
か』と話をした。近財の中では、改ざんを知るの
は一部に過ぎず、近財内部でも矛盾が露呈して
大騒ぎになった」(同前)
その後、特捜部が電子鑑識を行い、職員の
パソコン内に残されたデータを復元して改ざん
が判明したという。パソコンやサーバーのデータ
を消去しても、デジタルフォレンジックと呼ばれる
技術で復元することができるのだ。
一方で捜査は一筋縄ではいかないという声もある。
「現場はイケイケドンドンで捜査は着々と進展して
いますが、幹部はかなり慎重になっている。佐川さん
は腐っても前国税庁長官。捜査上、検察と国税の
関係は深いですからね。証人喚問でついた弁護士
同席での事情聴取となる可能性もあり、身柄はとらず、
在宅起訴で決着するのではないか」(捜査関係者)
司法までも“忖度”の列に加わるのだろうか……。
(本誌・上田耕司、小泉耕平、亀井洋志、
森下香枝/村上新太郎)
※週刊朝日 2018年4月13日号
【転載終了】
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とにかく、巨悪は眠らせないようにして
いただきたいものです。
特に、安倍政権は、第一次政権から
何かと不穏な事案が多すぎます。
安倍首相の母親が昭惠夫人に
“あなたのことで晋三が総理の座を
追われるようなことがあったら、私は
絶対にあなたを許しません”と怒声を
浴びせているということです。
昭惠夫人は巨悪をあぶりだした功労者
かも。
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