2023年に襲ってくる経済悪化と株価暴落・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■2023年に襲ってくる経済悪化と株価暴落
・・・日米欧の同時株安は前兆なのか?
公開日:2022/12/18
この株価下落は、2023年相場の予兆
なのか。
2022年も残り2週間。
日米欧の株式市場が一斉に急落して
しまった。
15日のニューヨーク株式市場は
“利上げの長期化懸念”と“経済指標の
低迷”が重なって、大幅続落した。
NYダウは前日比764.13ドル安の
3万3202.22ドルで取引を終えた。
ほぼ全面安となり、下げ幅は一時
950ドルを超えている。
ニューヨーク市場の下落を受けて16日
の東京市場も急落。終値は前日終値比
524円58銭安の2万7527円12銭だった。
東京市場もほぼ全面安の展開となり、
約1カ月ぶりの安値をつけた。
欧州市場も、欧州中央銀行(ECB)が
利上げを継続する方針を示したことで
下落した。
市場は、世界経済が冷え込むことを
警戒しはじめている。
東京市場も、景気敏感株とされる
半導体銘柄などが売られた。
この先、株価はどうなるのか。
経済評論家の斎藤満氏はこう言う。
「ニューヨーク市場は、次のステップに
突入した可能性があります。これまで
マーケットのテーマは金融の引き締めで
した。そのため、悪い経済指標が発表さ
れると、金融引き締めが弱まるとの期待
から逆に株価が上がった。ところが、
15日のニューヨーク市場は、悪い経済
指標にストレートに反応して下落してい
ます。マーケットは、企業業績の悪化、
経済の悪化そのものを懸念しはじめてい
るのでしょう。実際、2023年のアメリカ
経済は一気に悪化する恐れがあります。
1年つづけた金融引き締めの“効果”が、
そろそろ表れるからです。すでに不動産
や自動車は、陰りが見えはじめている。
当然、株価も冴えないでしょう。今年の
最安値2万8000ドルを下回る可能性があ
ります」
アメリカ経済の低迷が、日本を直撃
するのは間違いない。
「東京市場の問題は、成長期待の持て
る、投資したくなるような企業が、ほと
んど見当たらないことです。アベノミク
スがつづいたこの10年間、大企業は
“低金利”と“円安”というぬるま湯に漬か
り、国際競争力を失ってしまった。買わ
れるとしたら、過去の業績に比べて株価
が割安になっている銘柄くらいでしょう。
唯一の救いは、日銀の黒田総裁が春に
退任することです。10年間つづいた金融
機関の痛みは和らぐでしょう」(斎藤満氏)
株価下落は、来年、本格化しておかしく
ない。
【転載終了】
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2023年は円安の再来も懸念されてい
ますよね。
>投資したくなるような企業が、ほと
んど見当たらないことです。アベノミク
スがつづいたこの10年間、大企業は
“低金利”と“円安”というぬるま湯に漬か
り、国際競争力を失ってしまった。
以前から経営者がサラリーマン化して、
経営能力がなくなってきていると書いて
きましたが、経営者が法人税増税を免れ
るために消費増税を提言するのもどうか
と思います。
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