1ドル=90円台も覚悟 日米首脳会談で“超円高地獄”到来か・・・
2018年4月18日 日刊ゲンダイ
【転載開始】
■1ドル=90円台も覚悟 日米首脳会談で“超円高地獄”到来か
金融市場が警戒感を強めている。
14日午前(日本時間)、米英仏がシリアを
攻撃。
市場では“有事の円買い”が意識され、
円高・株安を危惧する声が相次いだ。
「実際はそれほど円高に振れず、株式市場も
落ち着いた取引が続きました。でも不安だらけ
です」(市場関係者)
16日の為替相場は1ドル=107円台前半で、
先週末と変わらない水準だった。
日経平均は前日比56円高の2万1835円で
引けた。
「今週は気が抜けません。17、18日に開催
される日米首脳会談で、トランプ大統領が日本
にどんな注文を出すか。内容によっては円高を
誘発します。シリア情勢も今後どう展開していく
か不透明です。地政学リスクが一段と意識され
れば、安全資産とされる円は買われ、円高に
振れる恐れが高まります」
(ちばぎん証券の安藤富士男アナリスト)
先週13日には、米財務省が為替報告書で、
日本を引き続き「監視リスト」に指定した。
米財務省が今後、「(日本が)一方的な為替介入
をしている」と判断したら、為替操作国に指定
され経済制裁の対象となる。
「監視リスト入りは、円安誘導の牽制です。
日本を取り巻く環境は、どう考えても円高
方向なのです。日本の大手企業の想定為替
レートは約109円。このままでは為替差損が
続出し、業績悪化は避けられません」
(証券アナリスト)
輸出企業の想定為替レートは、トヨタ自動車
と日産自動車が111円、ホンダやキヤノン、
ダイキン工業などは110円だ。
円高進行は業績を直撃する。
「もっとも怖いのは、日米首脳会談でトランプ
大統領が日本にFTA(自由貿易協定)交渉を
求め、そこに為替条項を盛り込めと強要する
ことです。日本と同じく『監視リスト』入りしている
韓国は、為替条項で合意させられています」
(株式アナリストの黒岩泰氏)
韓国は、通貨安を狙った為替介入
(ウォン安誘導)を実質的に封じ込められた。
「日本が為替条項を受け入れたら、円は通貨
マフィアのターゲットにされかねません。円高が
どれほど進行しても、日本政府は手も足も出せ
なくなるのです。当面の防衛ラインである1ドル
=105円を突破した場合、2016年11月に
つけた101円15銭近辺まで円高が進行しても
不思議はありません」(FX関係者)
1ドル=90円台のハイパー円高も覚悟した
ほうがよさそうだ。
【転載終了】
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アメリカに有利な二国間の自由貿易協定(FTA)
の早期協議を要請し、安倍首相も押し切られる
形で通商問題を二国間で協議する新たな枠組み
を設置することで合意させられています。
当初の予想どおり、日本側が譲歩させられる
形で進んでしまいました。
次のロシアでも同じ結果になるでしょう。
まさに、「カモネギ」状態で外交成果なしの
ようですね。
まさに、「お前は何しに行ってきた」デス。
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