アベノミクスがもたらした「国民」と「国家」の貧困化

金子勝の「天下の逆襲」


【転載開始】


■台湾や韓国にも抜かれ・・・

 亡国のアベノミクスがもたらした

 「国民」と「国家」の貧困化

 公開日:2023/01/18


日本国民も国自体もどんどん貧しく

なっている・・・(C)共同通信社


 いよいよ2023年が始まったが、

日本国民も、国自体もどんどん貧しく

なっている。


 昨年12月の東京都区部の消費者物価

指数の上昇率は、前年同月比でついに

4%に到達した。

消費者の肌感覚では、その倍以上の印象

を受けているはずだ。

なぜなら、生鮮食品を除く食料価格が

7.5%も上昇し、電気代やガス代の

値上げも続いているからだ。


 今後も物価高が止まる気配は見えない。

帝国データバンクによると、1~4月に

7390品目もの値上げが予定されていて、

平均の値上げ率は22年通年に比べて

4ポイント高い18%になっている。


 ところが、給料が上がる見込みは薄い。

上がったとしても物価上昇に追いつかず、

国民の生活は苦しくなるばかりだ。


 昨年11月の実質賃金は前年同月比で

3.8%減と過去最大レベルの落ち込みと

なり、同月の消費支出も前年同月比

1.2%減。

物価高のために実質の消費支出の下落が

止まらなくなっている。


 この状態で消費税のインボイス制度導入

によって、これまで免税事業者だった

零細企業や個人事業主が、実質的に

課税事業者にならざるを得なくなる。

インボイスを導入していないと取引から

排除されるからだ。

さらに実質無利子・無担保のいわゆる

「ゼロゼロ融資」43兆円の返済が開始

する。


 個人の生活だけでなく、国全体の貧困化

も進む。

1人当たりのGDPは22年に台湾に抜かれ、

23年に韓国に抜かれる。

GDP全体で見ても、人口が日本の7割程度

のドイツにも抜かれて、世界第4位に転落

することは時間の問題といわれている。


 貿易収支は16カ月連続の赤字で、

月2兆円、年間で20兆円を上回る状況だ。

その中で、円高誘導のための円買い

ドル売り介入を実施しているため、

外貨準備は22年末で12.7%も減少。

米国債を売ったり、米国債の評価損が大量

に発生して貿易赤字が膨らむのにつれて、

外貨準備もどんどん減っている。

著しい国力の低下を示している。


 アベノミクスがもたらしたのは、国民と

国家の貧困化なのだ。


 いまや、出生数が年77万人に落ち込む

未曽有の人口減少社会に突入。

そんな中で防衛費を倍増させ、60年を

超えた原発の運転を可能とし、新設まで

目指すという。

これで日本の産業が再生し、国民が豊かに

なるだろうか。


 そのアベノミクスはいまや投機マネーの

狙い撃ちにあって政策破綻しつつある。

国を滅ぼし国民を貧しくしただけで終焉を

迎えようとしているのだ。


【転載終了】

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 最近″落ちていく日本″という番組が

ありましたが、まさに「アベノミクス」

以降悪い数字ばかりが表面化してきて

います。


 長年の国民生活向上を顧みない自民

金権政治のツケが今回ってきていると

いう感じです。


 多分、今のままでは日本経済が復活

する見込みはないですね。


 頼みの世界の車販売台数にトヨタの

名前がベストスリーに残らないかも? 


 現在、EV販売台数では

一位 テスラ

二位 GWグループ

三位 VWグループ

四位 比亜迪汽車

五位 ルノー・日産・三菱

六位 現代・起亜グループ

七位 ステランティス

八位 上海汽車

九位 高汽集団

十位 吉利控股集団

となっております。


 日本は一社も10位以内に入ってい

ません。

白物家電と同じく、中米韓でほとんど

を占めています。


 因みに、エンジン車では日本で単独

で2社が入っています。

1位 フォルクスワーゲン(ドイツ)

2位 トヨタ自動車(日本)

3位 ルノー・日産・三菱連合

 (日本・フランス)

4位 ゼネラルモーターズ(アメリカ)

5位 現代自動車グループ(韓国)

6位 上海汽車(中国)

7位 フォード・モーター(アメリカ)

8位 本田技研工業(日本)

9位 FCA(イタリア)

10位 PSA(フランス)


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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