岸田政権“差別思想”の背景に旧統会の影・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■岸田政権“差別思想”の背景に旧統一教会

 の影・・・「LGBT理解増進法案」成立は

 前途多難

 公開日:2023/02/08


いくらカジを切っても・・・

(荒井秘書官の差別発言を受け、

記者団の取材に応じる岸田首相

=4日)/(C)共同通信社


 「(同性カップルが)隣に住んでいたら

嫌だ」──。

首相秘書官の差別発言が批判を招いたこと

を受け、岸田首相は「LGBT理解増進法案」

の提出に向けてカジを切ったが“差別思想”

が根強い自民党内から反対論が噴出し、

成立にこぎつけるかは微妙な状況だ。


 ◇  ◇  ◇


 そもそも岸田内閣には差別思想の持ち主

が居座っている。

LGBT法案は、2年前に超党派議連が「成立」

で合意したものの、自民党内の反発で国会

提出は見送られた。

当時、強硬に反対したのが、簗和生衆院議員。

非公開の議論の場で「人間は種の保存をしな

ければならず、LGBTはそれに背くもの」と

訴えたとされる。


 簗氏は現在、文科副大臣の職にある。

「同性カップルは生産性がない」など過去の

差別発言を理由に更迭された杉田水脈前総務

政務官と変わらない。

杉田氏同様、トンデモ副大臣もクビにしなけ

れば道理に合わない。


 いくら岸田首相がLGBT法案提出にカジを

切っても、党内の反対論は根強い。


 西田昌司政調会長代理は7日、「反対だ。

いったん廃案になっている」

「同じことを蒸し返すと分断だけ生んでしま

う」と主張。

岸田首相自身、先週の国会で同性婚の合法化

について「社会が変わってしまう」とアドリ

ブ答弁していた。

なぜ自民党はここまでLGBTを毛嫌いするの

か。


 その背景にチラつくのが、自民党と蜜月

関係にある旧統一教会(現・世界平和統一

家庭連合)の存在だ。

「同性婚反対」は教団が掲げる重要な運動

方針の一つなのである。


■教団ズブズブ議員は「同性婚反対!」と

 高らかに宣言


 旧統一教会系の政治団体「国際勝共連合」

は公式HPに〈同性婚合法化、行き過ぎた

LGBT人権運動に歯止めをかけ、正しい結婚

観・家族観を追求する〉と明記。

選挙支援を受けた「教団ズブズブ」の井上

義行参院議員の行動は分かりやすい。

昨夏の参院選の最中に教団の集会で「私は

同性婚反対を、信念を持って言い続けます

!」と声を張り上げて支持を呼びかけてい

た。


 宗教法人法に基づく教団の解散命令請求も

遅々として進まない。

文化庁は7日、3回目の「質問権」行使に対す

る回答書類を教団から受け取ったが、請求の

可否判断に向けて4回目の質問権行使を示唆。

調査はズルズルと長期化するばかりだ。


■法案の成否は教団との真の関係を見極める

 試金石に


旧統一教会の集会で「信念を持って

言い続ける!」とアピールした自民

党の井上義行議員(C)横田一


 岸田首相は「教団との関係を断つ」と明言

したが、本当に断絶できているのか。

LGBT法案の成否が、教団との真の関係を

見極める試金石になる。


 ジャーナリストの鈴木エイト氏はこう言う。

「安倍元首相の死後、伝統的な家庭観を重ん

じる教団と自民党のさまざまな関係が明らか

になる中で、今回、増進法案を潰してしまえ

ば、国民から『やっぱり自民党は教団とズブ

ズブだ』と受け止められるでしょう。『断絶』

とはほど遠い状況が改めて浮き彫りになると

思います。ただ、伝統的な家庭観を重視して

いるのは、旧統一教会だけではありません。

他にも神道政治連盟や日本会議といった団体

が自民党の支持母体になっている。そのため、

反対論者は『統一教会との関係で法案に反対

したわけではない』と言い逃れできてしまう

余地もある。問題の根は深いと思います」


 また法案提出を潰したら、旧統一教会問題

の再燃は避けられない。


【転載終了】

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 このような思想は、宗教国家に多く

みられますよね。


 旧統一教会と自民党の関係は″金″で

結びついているので、暴露されると

困る議員が多いのかも。

なかなか切れない関係ですよね。


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