「自衛隊かわいそう論」の大嘘
防衛費倍増 これだけの疑問
【転載開始】
■「自衛隊かわいそう論」の大嘘
トイレットペーパーも足りない、を
信じてはいけない
公開日:2023/02/10
中央が予算を吸い上げ、地方部隊に
充分に行き届かないのは陸自の自業
自得(「離島奪還訓練」をする自衛
隊員)/(C)共同通信社
自衛隊員の待遇は、本当に悪いのだろ
うか。
「自衛隊かわいそう論」がある。
官舎はボロく、職場には冷暖房もない。
コピー機やトイレットペーパーも足りない。
その改善のためにも、防衛費増額が必要だ、
とする内容である。
はたして、この主張は正しいのだろうか。
結論からいえば信じてはいけない。
いずれも防衛側の怠慢か嘘である。
まず、官舎は他の国家公務員と同じレベル
だ。
宿舎法の規定から横並びである。
古い官舎だとしても、海自と空自の官舎は、
それほど悪くはない。
サッシを交換する、フローリングに張り替え
る、風呂釜を交換するとマメに手を入れてい
るからだ。
ところが、陸自はマメな手入れをしない。
たまに官舎まるごとの大規模改修をするだけ
だ。
そこから漏れる官舎はボロいままだが、
それは自業自得である。
亀裂だらけの官舎という風説もあるようだ
が、それもありえない。
産経系メディアでは「外壁にひび割れがあ
る官舎」の写真が出てくる。
そして危険であると主張している。
フェイクである。
外壁補修中の写真を出しているだけだから
だ。
幅1ミリもない亀裂について、雨水の通り道
とならないように黒色のゴムで止水した状態
だ。
安全性には全く問題はない。
また仕上げに外壁塗装をするので亀裂跡も
残らない。
他例も同様である。
冷暖房、コピー、トイレットペーパーが不足
するのは陸自だけ。
海、空では使い放題である。
理由も、やはり陸自の自業自得だ。
まずは予算配分の問題がある。
これらは庁費や雑運営費ほかの予算で賄うが、
陸自は中央が吸い上げる。
地方部隊に十分な額を渡していない。
その使い方も悪い。
トイレットペーパーでは、関東や北海道の
地方単位で高値で一括調達する無駄があった。
その上、輸送費を使い倉庫から各地の部隊に
渡していた。
しかも、現地部隊にはカツカツな量しか
渡さない。
だから品切れが起きるのである。
当然だが、一度でもなくなると隊員はため
込む。
用心して自分用に1巻2巻を失敬する。
そうなると、部隊中から紙がなくなる悪循環
に陥るのだ。
自衛隊かわいそう論は嘘でしかない。
人情を利用して防衛費増額を迫る悪質詐欺で
あり、だまされてはいけない。
【転載終了】
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>産経系メディアでは「外壁にひび
割れがある官舎」の写真が出てくる。
そして危険であると主張している。
フェイクである。
産経新聞がなぜ他紙より多くの
部数を減らしているのか。
保守政党に有利な記事ばかり書くか
ら信用されないのでしょう。
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